約 70,234 件
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/588.html
何故こんなことになっているのか。 提督は目の前で起こっている事態を飲み込めずにいる。 昨晩は業務上色々あって結局ほとんど眠れなかった。 幸いにして今日はほとんど何も予定がないので、昼に仮眠をとることができた。 ここまでは覚えている。 寝る前に朝方施した伊勢と日向の改装についてふと思い出した。 もう振り返りざまに伊勢の主砲でアンタレェスされずに済むと考えながら布団に入った。 ここまでは覚えている。 その改装した二人が、艤装を外して布団に潜り込んでいる。 ここは全く記憶にない。 「……何をしている」 「あ、起きた」 寝ぼけ眼の先には、潤んだ瞳で提督を見つめる件の姉妹。 「私達、提督にお礼がしたくて」 「お礼?」 「来るべき航空火力艦の時代を先取りできる素晴らしい飛行甲板だからね」 何を言ってるんだこの姉妹は。 未だ状況の呑み込めない提督ではあったが、それでも若い娘が男の布団に忍び込むという事がどういう意味か分からない訳ではない。 ましてや、上着の胸元をはだけさせ、潤んだ瞳で上目遣いにそう言い寄ってくるのは、そういう意味だと言っているのと同じだ。 「それで?夜這いまがいの行動がお前らの考えるお礼とやらか?」 「はい。私も日向も、折角の体で提督に少しでも喜んでもらおうと……」 伊勢の言葉を遮って提督は叫んだ。 「馬鹿を言うなっ!!俺がそんな事を期待してお前らを改装したとでも思っているのか!?」 姉妹は一瞬顔を見合わせたが、すぐ提督の方へと向き直る。 「……提督はお嫌いですか?」 「嫌いだ。そもそもそういう誤解は失礼だとは思わんのか」 提督がそう怒鳴り付けるのをどこ吹く風と、日向が自分の目の前にある提督の股間に手を伸ばす。 「そうは言っても君」 日向の手がズボン越しにその先端へと置かれる。 「勃ってるぞ?」 134 :名無しの紳士提督:2014/11/13(木) 00 03 45 ID ZllrlS86 「なっ!?」 提督は絶句した。 どんなに怒鳴り付けようと、体は正直に夜這いまがいの行為に興奮している。 妹の指摘に姉は悪戯っぽい笑顔を浮かべて提督に接近する。 「なあんだ。提督もその気じゃないですか」 「なっ、そういうのでは―」 言いかけた言葉を伊勢は唇で塞ぐ。 伊勢の唇は吸い付くように提督のそれと一体化し、提督を求めるようにその舌を滑らせる。 やがてつうと離れた二人の間に唾液の糸が光った。 「これでも……嫌?」 頬を赤らめてそう問う伊勢に、提督は先程までの強い口調が何故か躊躇われる気がした。 突然、提督の下半身に何かが触れた。 「おい日向…っ、何やって……くぅっ!」 いつの間にかズボンを下ろされ、露出した一物を日向の手がそっと包み込んでいる。 「こんなに大きくなるのか」 「ちょ……っ、やめ……ううっ」 すぐに掌では収まりきらなくなったそれを日向は口にくわえる。 チロチロと舌で一物を舐め上げ、最大限に怒張したそれを口の中全体で味わう様にしゃぶる。 一物がしゃぶられる度に、日向の口から淫らな音が漏れ、提督を衝撃の波が襲う。 (何だこいつら?どこでこんな事を……?というかこんな性格だったか?) 快楽の波に途切れつつも提督は記憶を呼び戻す。 普通の戦艦であった頃の二人は、どちらもこんなことをするようには思えなかった。 人当たりのいい姉としっかり者の妹というぐらいの認識であって、半ば強引に男を襲う今の姿とはとても結びつかない。 それが改装を機にこの様子である。 史実の伊勢級は航空戦艦への改装により主砲を降ろしたことで艦尾が軽くなったという。 (艦尾、つまり尻が軽くなった?いやまさか、そんなくだらないシャレで……) 理由は結局分からなかったが、その間も容赦なく日向は提督の一物を口腔で弄ぶ。 「うっ……やめっ……」 不意に日向の口の中で一物が果て、大量の白濁が日向の口から溢れだす。 むせかえり、口に収まりきれなかった分を顔に浴びながらも、それでも日向は嫌な顔一つせず、むしろ嬉しそうにそれを舐めとっていく。 放心した提督には伊勢の黒インナーの谷間がゆっくりと顔に迫ってきて― 135 :名無しの紳士提督:2014/11/13(木) 00 08 12 ID ZllrlS86 「起きろ提督。時間だぞ」 夕暮れの執務室で、日向が提督をゆする。 「うーん……うおっ!日向!?」 「そんなに驚くことも無いだろう。起こしてくれと言ったのは君じゃないか」 日向はそう言いながら炬燵で眠っている伊勢の頭を丸めたノートでポコンと叩く。 「こら伊勢起きろ。こたつで寝ると風邪をひくぞ」 そのやり取りをぼんやり眺めながら、提督は今さっきまでの光景を思い出す。 (夢だった……のか?まあ、そうだよな) あり得ない。あんなことがある訳がない。随分アレな夢を見たものだ。 夢の割に生々しい質感があったような気がしたが、夢に決まっている。 「ほら帰るぞ起きろ」 ポコポコと日向が伊勢の頭を叩くが、伊勢はなかなか目覚めない。 「むにゃ…えへへ……提督もその気じゃないですか~……むにゃ…」 「えっ」 伊勢の寝言に提督は耳を疑った。 あれは夢だ。そうに決まってる。 だが、それを確かめることは、提督にはとてもできない。 終 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/736.html
894 :名無しの紳士提督:2016/05/15(日) 19 50 12 ID qIwLXkwc 邂逅当初、必要以上にツンツンしすぎたせいで、最高練度間近になってもなかなか提督に素直になれない霞ちゃん 提督も彼女の気持ちに気付きつつ、素直になれない性格なのも分かってて 「秘書艦なのに提督と仲悪い霞ちゃん」という演技を楽しんでる そんな二人の情事は「上官に反抗的な部下の躾」という言い訳を隠れ蓑にした調教プレイ 罵詈雑言を飛ばしつつも、素直にベッドにうつ伏せになってお尻を突きだす霞ちゃんと 「おしおき」という体をとりながら、優しく時間をかけて幼げなアナルをほぐしてあげる提督 時折 「まだ素直に俺の言うことが聞けないか?」 『当たり前でしょ! 誰がこんな……立場を利用して無理矢理やらしいことする変態司令官の言うことなんて』 「でも荒潮曰く、俺と霞は『喧嘩するほど仲がいい』らしいぞ?」 『ば、バッカじゃないの? そんな勘違い…ホント、いい迷惑だわ!』 「そっか。そんな口の利き方をする反抗的な娘には、やっぱりおしおきが必要だな?」 『し、知らないっ……! やりたきゃやればいいでしょ、このクズ司令官!』 と、「反抗的な霞を無理矢理レイプする鬼畜な提督」という言い訳を再確認しつつ 舌と指による丹念なアナル愛撫で、霞ちゃんを優しく絶頂へと導く 絶頂の直前には恒例の言葉遊び 「ほら、もうイきそうになってる。『霞が素直に言うことを聞くなら』ここでおしおきをやめてやるぞ?」 『だ、誰が、アンタみたいなクズの言うこと、なんて……』 「聞かないんだな?」 『……///』 「それじゃ、おしおきは続行だな?」 『好きに、すればいいでしょ……ふぁ、あっ!』 彼女の意思を確認した上で、蕩けきったアナルへ舌を差し入れるディープキス そのままじゅぷじゅぷと卑猥な音をたてて出し入れされて、あっけなくアクメを迎えてしまう霞ちゃん 長く尾を引く絶頂の波がおさまるまで、切なげに震えるお尻をそっと撫で続けるのも忘れない 「おしおき」が一度で終わるはずも無く、その後何度も何度も緩やかな絶頂へ導かれ、 数時間後にはぽっかりと開きっぱなしになってしまう霞ちゃんのアヌス 完全に蕩け、括約筋を締めることもできないほど脱力しきったところでようやくアナルセックスに移行 後背位なので提督からは見えないものの、霞ちゃんの顔はすでにアナル快楽と挿入への期待に蕩けてしまっている 霞ちゃんの腕ほどもあるペニスだが、長時間にわたる丹念な愛撫のお蔭でスムーズに挿入は進む 少し腰を進めるだけで絶頂に達してしまうので、その度に挿入を止めて霞ちゃんが落ち着くまで小休止 二人の腰が密着するまで15分ほど、たっぷり時間をかけての結合 きゅうぅっとペニスを締め付けてしまい、直腸を犯している提督の雄々しさ、力強さを身体で思い知ってしまう霞ちゃん 「そろそろ動くぞ」 『ぉ、おもいきりするの?』 「まさか。生意気な娘にはじっくり時間をかけて教え込まないとな」 と理由をつけつつ、霞ちゃんの身体を労わってピストン運動もゆっくりと その代わり、これまでの「おしおき」で発見した霞ちゃんのダメな部分をじっくりと擦りあげる 最早提督に罵詈雑言を浴びせる余裕すら無くなり、涙と涎をこぼしながら絶え間ない絶頂にたゆたう霞ちゃん 『ダメ……こんなのダメぇ』と、これが強姦であること確かめるように呟きつつも、無意識に腰を突きだして深い挿入を求めてしまう 射精の直前、霞ちゃんの背中に覆いかぶさり耳元で囁く 「霞の唇、無理矢理奪っちゃうからな」 その言葉に、提督がキスしやすいよう顔を向けてくれる霞ちゃん でもあくまで無理矢理なキス アナルとペニスが隙間なく密着し、更に上の口でも繋がりながらの直腸射精 アヌスの襞をぴっちりとペニスに吸い付かせながら、提督の射精を受け止める霞ちゃん 提督が子宮側の襞に鈴口を押し付けたせいで、射精の脈動と熱さが子宮にまで伝わってしまう そのまま今日一番の特大アナルアクメに身を震わせる 十秒以上に渡る射精が終わっても絶頂の波は全く治まることなく、提督にすがるように舌を絡め合わせキスをねだる さざ波のように緩やかに続く絶頂から降りられなくなってしまった霞ちゃん アナルは別の生き物のように提督のペニスにしゃぶりつき、勝手に快楽を得てイってしまう 絶頂のたび括約筋を締めつけるものの提督のモノはびくともせず、逆に腸壁が雄に媚びるように蠢いてしまう そんな彼女に応えるように提督の腰がぶるりと震え、2回目の直腸射精 子宮に届かない射精が切なくて、その間にも優しく背中を撫でてくれているのが嬉しくて 身体はまたゆるやかなオーガスムに向かっていく 小さなお尻をふるふる震わせて、いつ終わるとも知れない絶頂の連鎖に泣きだしてしまう霞ちゃん そんな霞ちゃんの頭を優しくなでつつ、提督が耳元で囁く 「霞、仮の話だが……もし何かの間違いが起こって、俺と霞がケッコンすることになったら」 「今度はお尻じゃなくて子宮の方に、何度も何度も射精することになるんだぞ?」 その一言で、腸壁越しに子宮まで響く射精の脈動を思い返してしまう霞ちゃん 発情したまま放置され続けた子宮がきゅうんと収縮し、その切なげな振動は膀胱へも伝播し 女性器には一度も触れられないままに、潮吹きへと至ってしまう プシュシュシュシュ――――と、尿道から泡立った潮が絶え間なく噴き零れる感覚に腰を震わせる霞ちゃん 子宮の疼きを反映するかのようにその潮吹きは十秒以上続き、シーツに水溜りをつくってしまう 『あ――♥ あ――♥』と、男性の射精にも似た甘い感覚をうっとりと味わう 情事の最後にも、いつもの言葉遊び 「どうだ霞、少しは素直になったか?」 「素直になったら、こんな酷いことはもうやめてやるぞ?」 『か、身体を好きにしたって、心まで好きに出来るなんて……思わないことね』 「そっか。じゃ、明日も『おしおき』は続行だな」 「霞が素直になるか、最高練度になる日まで、毎日おしおきしちゃうから、覚悟しろよ?」 その言葉を聞いた瞬間、霞ちゃんの子宮がまたも収縮し、膣内に溜まっていた熱い愛液がびゅっと絞り出された 897 :名無しの紳士提督:2016/05/15(日) 23 01 47 ID jmrS1AOg それである日互いの薬指に指輪がはまっていた…みたいならオチがあればサイコーです。 898 :名無しの紳士提督:2016/05/15(日) 23 33 15 ID qIwLXkwc 勿論責任はきっちり取るんだけど、いざ指輪を渡したら一瞬の無言の後 「遊ばれてるだけかと思った」「なんで私なのよこのクズ司令官」と物凄い勢いでボロ泣きされて 泣き声が大きすぎてほかの娘が何事かとかけつけてきてしまい たった一日で「ケッコン初日から嫁を泣かせた提督」との噂が鎮守府中に響き渡るかんじ これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
https://w.atwiki.jp/dmorika/pages/243.html
《時空提督マシンナー》 時空提督マシンナー R 時空文明 (7) クリーチャー:ディメンジョン・コマンド/タイム・マシーン 5000 このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中にあるすべてのディメンジョン・コマンドとタイム・マシーンを自分の手札に加え、残りを好きな順序で山札の一番下に戻す。 相手のターン中にこのクリーチャーが手札から捨てられる時、墓地に置くかわりにバトルゾーンに出してもよい。 収録セット DMO-02 「時空編 第2弾 天魔謀略(カオス・ミッション)」 参考 ディメンジョン・コマンド?? タイム・マシーン
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/158.html
前回の話 E-1-1 「水道を…抜けましたよ、提督」 「うむ。どうやら無事に帰ってこれたな…」 長く美しい黒髪の艦娘にうなずいた艦隊司令-提督は沈痛な面持ちで南洋の島々を見つめた。 南洋の青い空を鎮守府のある主島の目印である1000m級の山がのんびりと佇んでいる。 泊地では鎮守府に所属する艨艟が憩っている。 遠征から帰ってきた神通を旗艦とした水雷戦隊が補給作業に勤しんでいる。 駆逐艦数隻を連れて艦載機の発着艦訓練を行っている精悍な空母蒼龍は比較的新顔だ。 先ごろ艦隊に配属された高速戦艦の比叡と霧島。 巨体ながらも引き締まったフォルムを水面に映している戦艦二隻の威容が彼方の水平線に睨みをきかせている。 その横に4隻の姉妹が仲良く並んでいる。 隙のない艦影はウォーシップの名に恥じない獰猛な印象を敵に与える。 同時に優美に伸びた艦首から流れるようなラインを持つ波形甲板と中央にバランスよく配置された兵装が一種の芸術品を思わせる美しさも持っている。 鎮守府で随一の武勲を誇る第5戦隊-妙高型重巡洋艦だ。 艦隊は今、敵の一大根拠地《沖ノ島海域》を完全攻略するべく準備を進めていた。 4隻の妙高型は戦隊を解き、経験不足の新鋭艦達の練度を上げるために常に1,2隻が艦隊に編成され出撃を繰り返していた。 護衛、雷撃戦の露払い、夜戦での大立ち回りと活躍した彼女達は順次ドッグでしばらく体を休めていた。 蓄積したダメージを回復すると同時に装備を一新、改装工事も終えていた。 高角砲、酸素魚雷、電探と最新式の装備を施された艦影は以前にも増して頼もしく見えた。 それ故、4隻が並んで泊地にその姿を見せているのは久しぶりの事だった。 「…第5戦隊は全艦出渠したようですね」 いつの間にか四姉妹を目で追っていた提督に今作戦の旗艦=秘書艦の扶桑が柔らかに一声をかけた。 「うん、良かった。綺麗になったね。休養も十分なようだ」 「妬けますね……」 「え?何か言ったかい?」 憂いのある笑いを浮かべて扶桑は、なんでもありません、と首を振った。 こころの底がチクリとするが彼女は従妹?の伊勢と違って感情をストレートに表現する事は無かった。 「…確かに良かったですね。第二戦隊と四航戦がこの有様では…」 後ろに続く出撃艦隊を振り返り、ひどく冷えた声で彼女は言った。 第二戦隊の航空戦艦4隻と第4航空戦隊の軽空母二隻で実施された第一次沖ノ島攻略戦は失敗に終わった。 最奥部で対峙した戦艦を中心とした敵艦隊に攻略艦隊はなすすべもなく文字通り叩き潰された。 伊勢、日向小破、隼鷹中破、山城、飛鷹大破。残る扶桑も無傷ではない。 対して、敵に与えた損害は駆逐艦撃沈1、中破1と僅少なものでしか無かった。 E-1-2 「轟沈が出なかったのは奇跡だったな……」 「いえ、提督があそこで引き返したからこそ、誰も沈まずに帰って来られたのです」 「いや、俺の編成ミスだ……もう少し攻撃用の艦載機を積んでいればっ!」 奥歯を噛みしめて提督は目深に軍帽をかぶリ直した。 扶桑の優しさはありがたかったが、悔恨の情が薄れる事はなかった。 第四航空戦隊の隼鷹と飛鷹には制空/直掩隊を担当する戦闘機隊に偏った編成を取っていた。 航空戦艦4隻に積まれている水上偵察機 瑞雲’の対艦攻撃力を期待してのことだった。 瑞雲は偵察機ながら急降下爆撃もこなせる画期的な水上機として期待されている新鋭機だ。 瑞雲が八個飛行隊揃うまで出撃を待ったほど、彼はこの新鋭機に期待を込めていた。 テストを兼ねた東部オリョール海の輸送船狩り、敵空母部隊との戦闘で勝利を収め、自信を持っての出撃だった。 だが、結果は惨敗だった。 敵の編成に空母は無かった。 直前の空母戦では活躍した零戦52型の制空隊だが、対艦攻撃力は無い。 空母には有効である瑞雲の25番爆弾による急降下爆撃も戦艦に致命傷を与える事は出来なかった。 本来なら航空雷撃で足を鈍らせた敵に叩き込むはずだった35.6サンチ砲は敵を捕らえるまで時間がかかってしまった。 その間に接近した敵ル級戦艦による近距離砲戦で元々装甲の薄い山城が大破し、二隻の空母も次々と被弾していった。 艦隊の撤退を支援するためその身を盾として損傷した日向と伊勢のおかげで艦隊は虎口を脱した。 『痛いっ……て、敵弾複数命中。三番砲塔旋回不能!……煙で見えない…姉さまは!無事?』 『飛行甲板に被弾……消火ポンプが故障?火災鎮火急いで!』 『隼鷹、これより飛鷹の消火作業に協力しまーす……駆逐艦接近?無視、無視!』 『敵に頭を取られちゃったか……日向、私たちで前に出よ!』 『航空先制が弾かれたか。砲戦力はこちらが不利だが、やるしかないな』 『痛っ、敵魚雷命中……でも、火は消したよ飛鷹、へへへ…』 「じゅ、隼鷹、大丈夫!私は大丈夫だから、早く、早く離脱して……』 『きゃぁー!!!ぜ、全主砲発砲不能……各艦は私を顧みず前進して!』 『や、山城!提督、私を前にっ!山城を、妹を助けなきゃ!』 敵の大口径弾が降り注ぐ風切り音、爆発で艦体引き裂かれる艦娘達の悲鳴。 陽炎のように揺らめき近づいてくる敵大戦艦の黄色く光る眼光。 仲間や姉妹艦を死にもの狂いで助けようとする艦娘達の鬼気迫った顔。 忘れように忘れられない。 恐怖。 それもある。 だがそれ以上に彼の心を苦しめるのは悔恨。 命を預かった艦娘達を一歩間違えれば殺してしまったかもしれない自分の迂闊さと軽率さ。 -俺の責任だ、 E-1-3 「俺のミスだ。敵にヲ級が多数含まれていると誤認した、俺が!」 提督が右拳を羅針艦橋の窓枠フレームに叩き付けた。 「提督!」 拳に血が滲む。 走り寄った扶桑が手布で提督の手を包む。 「……すまない、扶桑。でも!もし雷撃隊を中心に航空隊を編成していれば!君の妹を傷つけることも無かった!飛鷹だって!」 「提督っ!艦隊司令が海戦の損害で騒ぐなど言語道断です!」 普段大人しい扶桑が一括する。 「総司令たるもの、艦隊の半分沈められようが平然と構えなさい」 前世というべきか、かつて彼女が連合艦隊の一艦だったころに艦橋に座った数々の提督たちを思い返しながら彼女は厳しい口調で諭した。 しばしの沈黙の後、今度は優しい姉のような口調で提督の頬に片手を添える。 「……落ち着いて、ね」 -私も、甘い。提督以上に甘いわ。 内心苦笑しながら、扶桑は優しく提督を見つめた。 奥歯を噛みしめ、絞り出すように提督は頭を下げる。 「すまない、扶桑。興奮して悪かった」 眼下には戦場とはかけ離れた南洋の青い海が優しく広がる。 中途で仲間に加わった島風が、敗残の艦隊の周囲を心配そうに並走している。 皆、傷ついてはいるが連合艦隊の矜持を示すかのように胸を張って進んでいる。 艦隊司令が率先しないでどうする、そう思い直し、提督は軍帽を正して泊地を見つめる。 「いずれにしても、再攻勢に出るのは先の話だな」 気持ちを切り替えるように提督は呟いた。 知らず知らずのうちに視線は妙高型4姉妹を見ている。 「第5戦隊には頑張ってもらわなくてはなりませんね」 「ああ、そうだな……我々の仕事は戦う事だからな」 何か救いを求めるように五戦隊を見つめる提督の視線に気づいて扶桑が声をかけた。 この艦隊でまともに実戦経験がある戦艦は4隻の航空戦艦を除けば榛名だけだ。 姉妹の比叡も霧島もまだまだひよっこ、長女の金剛は未だ艦隊に参加していない。 航空戦力の要-一航戦は獅子奮迅の活躍をしているが、それ故ドックに入っている時間も長い。 蒼龍や軽空母達も頑張ってはいるが決め手となるほどの練度ではない。 艦隊自慢の水雷戦隊達は最近は苦しい資源事情を支えるため遠征に出ている事が多い。 失敗の許されない遠征任務故に練度の高い艦娘が中心になってしまうのが痛い。 必然的に戦力の中心は第5戦隊に任される事になる。 あの死地に愛しい娘達を送り込む。 果たして自分にできるのか。 「大丈夫です。あなたは自分が思うよりもずっと強い方です」 この鎮守府に一番最初に配属された戦艦だけあって扶桑は提督を良く知っていた。 「私たちはどこへでも行けます。戦えます」 -私は、決してあなたの一番にはなれないけれど、 「あなたと一緒なら」 内心の寂しさを隠して笑顔で扶桑は言った。 「さあ、浮標が近づいてきました。後は陸に上がってから考えましょう」 扶桑の優しさに感謝しながら提督は号令を発した。 「ありがとう……両舷全速後進、機関停止用意!」 E-2-1 「んんんっ、あ、はぁぅん…うふふ」 障子、畳、箪笥、掛け軸、布団。 南洋でありながらこの部屋は内地の香りで満たされている。 薄らと入るドッグの明かりが男を組み敷いた女を浮かび上がらせる。 汗が浮かんだ白い裸身が夜具の上でしなやかに踊る。 小柄で慎ましい美しさが布団という和の様相に映える。 だが、乳房や臀部はまろやかな曲線で構成され瑞々しさよりも艶ややかさを印象付けた。 「ふふ、もぅ、ぁんっ、限界?」 右手で顔にかかる前髪を払いのけて、女は組み敷いた男に優しく笑いかけた。 既に提督自身は鳳翔の秘肉に咥えこまれている。 成熟したローズピンクの媚孔は丸い輪のようにペニスを包みながら蜜を吐き出している。 くいくい、と軽く腰を前後に動して胎内にある男根へ柔らかな刺激を続ける。 「ああ、ぐっ……鳳翔、凄すぎ…うわっ」 切羽詰まったように提督が呻く。 体を前傾させた鳳翔は、苦痛に耐える様な男の顔を両手で優しく包む。 にゅちっ、という淫らな水音が二人の繋がっているところから聞こえる。 たぷんと肉付きの良い臀部が揺れ肉棒を食い締める陰唇が露わになる。 程よく熟した女肉がペニスを離さないように吸い付いている。 結合部は鳳翔の愛液と射精された提督の精液でぬらぬらと光っている。 鳳翔は提督に一つ口づけるとそのまま腰の動きを再開した。 「んんっ、あふぅん、折角の提督からのお誘い。もう一度くらい中に、ね」 そう言いながら、細い指を提督の体に這わせていく。 顎を撫で上げ、首筋を掠め、鎖骨をなぞる。 優しく労わるように指が潮風で鍛えられた体を滑っていく。 そして胸板の辺りでのの字を書くように指を遊ばせる。 「ふふふ、あら?ちょっと元気が無いみたいね」 「無理を言うな、うぐ、もう若者って、歳でもないんだ、ぐっ」 後背位で一回、正常位で一回、おまけに鳳翔の口の中で一回。 今夜は既に三度も射精している。 鎮守府の種馬 と口の悪い曙や五十鈴などが言うほど、結構な割合で艦娘達と床を共にする提督だが、流石に一晩に四度の射精というのは経験が無い。 「嘘おっしゃい。足柄さんや加賀さんを一晩中、啼かせているのは誰ですか?」 「あれは……それに、一晩にそう何度も出してるわけじゃないよ」 自分で言った通り、あまり若くないからか最近、若干遅漏気味な提督である。 射精感はこみあげては来るものの中々頂点には達しない。 だが鳳翔の熟練の床技は、 鎮守府の種馬 を初めて女を知った新米中尉のように瞬く間に射精に追いやられてしまった。 故に最初は握っていた主導権をいつの間にか鳳翔に取られてしまった。 「じゃあ、ここを弄って、あげますね」 優しい笑顔で彼女は提督の乳首をペロリと舐めた。 E-2-2 「うわっ、それはっ、待った、ダメだっ、んっぐっ」 そのままチロチロと右の乳首を舐めあげる。 ぞくぞくした感覚が提督の背筋を伝う。 「ちゅる、ちゅぱっ…ほぉら、うぅん、おちんちんが硬く、なったぁ」 自らを貫く男根が甘美な刺激に反応して膣内で硬くなるのが解る。 妖艶というよりも柔和な笑顔でウフフと鳳翔は笑った。 我が仔を愛する母犬のようにチロリチロリと提督の乳首を舐める。 左の乳首も難を逃れられず細指につかまってコリコリといたぶられる。 男の弱点を的確に攻めながら腰は緩やかに円を描く。 硬度を回復した男性自身が熱い滑りの中をぐり、ぐり、と動く。 「ちゅちゅ、んちゅっ、んんんんんっ、はぁぁん」 硬い肉棒が粘膜を擦ると自然に甘い声が出てしまう。 「ふぅぅん、おちんちんが膣で擦れてぇ、あぁん、いいっ」 腰の動きが加速し提督の目の前で熟れた双乳が揺れる。 色づいた頂が淫靡にしこり立っている。 上半身を起こして思わず敏感な尖りに吸い付いてしまう。 「ふ、ぅぁんっ、あぁん、もう、いきなりぃ、くぅぅぅん」 赤子に乳をあげるように鳳翔は提督の頭を優しく抱く。 柔らかな乳肉に口元が覆われ、鼻孔を鳳翔の匂いが満たす。 口中でコリコリとしこり立った乳首を舌で転がす。 「あはぁぁ、んんぅ、提督はおっぱいが好きなんだからぁぁん」 ちゅうちゅうと乳首を吸われながらも鳳翔は柔和な笑みを崩さない。 だが、色白のうなじは朱に染まり、瞳は色欲に染まっている。 汗で張り付いた額の黒髪が奥ゆかしさと艶やかさを彩る。 艦隊の母と言われる彼女が、今は一人のオンナになっている証左だった。 乳首を吸いながら提督が抽送を再開する。 「んあう、あ、あ、あ、あはぁぅんっ、そこぉ」 完全に力を取り戻した提督のペニスに膣内を抉られ鳳翔はあえぐ。 媚肉は蕩けたように熱を持ち剛直に絡みつく。 ぞりぞりと膣壁のスポットをカリに擦られ鳳翔は頂点に昇っていく。 「あはぁぁぁ、んんんん、ね、提督、私、イキそう」 「んっ、俺も、もう、出る」 乳房から顔を離し鳳翔の熟れた腰を掴みながら提督も限界を告げる。 突くと、亀頭先が熱いぬかるみを押し分ける快感が、引けばカリが襞をかき分ける快感が肉棒から脊髄に駆け上がる。 更にペニス全体が暖かな柔肉に包まれる快感で頭の中は鳳翔の膣を突く事のみに支配される。 「んっんっんっんっ、イぃっ、そのまま、きて、出して」 ひときわ強く腰を突き上げられる。 肉棒に絡みついた粘膜がぐゅりと押し上げられる。 亀頭の先端がトロトロの子宮口にぶつかった瞬間、提督の背筋を快感が走る。 「ぐ、出るよっ」 膨れ上がった亀頭が爆発したかのように熱い迸りが飛び出す。 子宮口に叩き付けられる衝撃と熱さが鳳翔を急速に絶頂へと押し上げる。 「んっん~、キます……イきます、くっんんんんんんんんんっ」 背筋を弓なりにして鳳翔が絶頂する。 断続的に震える肉棒が鳳翔の中をかき回す。 暴れる肉棒を収縮した肉壁が食い締める。 陰茎と膣が溶け合うような快楽が二人を包む。 全身の筋肉が緊張から弛緩へと移り、鳳翔はとさりと提督の胸に落ちる。 鳳翔の股間からぬるりと力を失った男根が吐き出され、後を追うようにドロリと白濁が漏れる。 お互いに荒い息をしながら二人はそっと抱き合った。 E-2-3 お互いの体温と少しずつゆっくりになっていく鼓動が心地よい。 幾許かして、おもむろに提督は鳳翔の頭をかき抱いた。 鳳翔はそのまま男の胸に顔を埋め、残り香を楽しんでいたがそっと顔を上げた。 「……何かあったのですか?」 先程の淫らな女の影は潜み、艦隊の母に相応しい柔和な視線が提督を見つめる。 目の前の男は視線を天井に向けたままポツリと話し始めた。 「今日の海戦、惨敗した」 一点を見つめたまま、提督の顔が悔恨に歪む。 「気付いてしまった。戦で負けるということは君たちを傷つけるのだということを」 知らず知らずに提督は鳳翔の体を抱きしめる。 柔らかな小柄な体が暖かい。 心の壁が溶かされて提督の心が無垢の子供のように解放される。 「今更、怖くなった……戦場が、君たちを傷つけるのが」 提督の口から本音が漏れる。 ゆっくりと提督の右頬を鳳翔の手が優しく包む。 「……どうしますか?…もう戦うのをやめますか」 咎めるでもなく、憐憫でもなく、いつもと変わらぬ柔和さな顔で鳳翔は尋ねた。 そんな鳳翔の顔を暫く見つめていた提督が口を開いた。 「……いや、止められないな」 「どうしてですか?」 「私は海軍軍人だ。海から迫る脅威を排除するのは私の仕事だ」 「お仕事だから戦うのですか」 自らの頬に当てられた鳳翔の手をそっと握り返した。 柔らかで暖かだが芯に強さを感じる。働き者の手だ。 「……子供のころから憧れていた。大艦隊を率いて運命の敵前回頭を命じるような提督に」 提督の顔からいつの間にか悔恨は消え、柔和な表情が浮かんでいる。 「海軍士官になれて嬉しかった。命をかけてみんなを守るって使命を負えた事に」 「使命…ですか」 鳳翔は提督の頬から手を外し体を起こした。サラリと解いた黒髪が肩に落ちる。 「鳳翔?」 止める間もなく、提督の横に正座をした鳳翔は目を閉じながら、歌い始めた。 「守も攻めるも黒鉄の浮かべる黒城ぞ頼みなる♪」 静かな歌声が寝室に響く。 行進曲「軍艦」。 本来なら力強い歌であるはずだが、今は子守唄のように聞こえた。 「~皇國の光輝かせ…」 歌い終わった鳳翔は目を開けた。 いつの間にか体を起こした提督が目の前で静かに歌を聴いていた。 「私の使命は大八州を侵す夷敵があればこれを退けることです」 提督の目を真っ直ぐ見つめて鳳翔は続ける。 「そのために私は、私たちは生まれてきました。昔も、多分今も」 かつての戦いの記憶を彼女は、艦娘達は持っている。 鳳翔の記憶には華々しい戦いの記憶はほとんどない。 でも、彼女は覚えている。 史上初の正規空母として誕生し、全速力で駆けた海原の潮風を。 太平洋を圧して進軍する大艦隊の一員として巨大戦艦の傍らにあったことを。 飛行甲板を蹴って飛んでいく艦上機達が奏でる高らかな爆音を。 初々しい少年飛行兵が初めて彼女に着艦し、誇らしげに見せた笑顔を。 幾人もの搭乗員が艦長が彼女の元で育ち巣立って行った。 幾隻もの艦達が”皇國の四方を守る”為に港から出航していった。 そして、そのほとんどに、人も艦も、もう二度と会うことは叶わなかった。 E-2-4 「あなたの使命を助けるのが、私たちの使命です」 優しく静かに鳳翔は言葉を続ける。 そっと提督の膝に手を取り両手で包む。 「私たちはいつも一緒です。あなたとならばどこまでも征けます」 まじまじと鳳翔を見やった提督は、やがて降参したように苦笑しつつ首を振った。 「……俺は提督、君たちは艨艟。征くなら共に、か」 「はい、提督」 「吹っ切れた。ありがとう、鳳翔」 彼女の手を握り返して提督はいつもの表情に戻った。 潮風に鍛えられた海の厳しさと優しさを合わせたような男の顔に。 ドキリと鳳翔の胸が高鳴る。 ―ああ、提督。私の司令長官…。今度こそ、最後までお傍に。 自身の深い悔恨を晴らしてくれるであろう男の胸に鳳翔は体を預け、口づけをする。 提督は彼女を優しく抱き止めそれに答える。 「すまないな。弱った時にばかり君に甘えて」 唇を離して提督は頭を掻いた。 目を伏せた鳳翔は頭を振った。 「……いいえ、弱ったあなたも私は好きですから」 顔を上げた鳳翔の目には再びオンナが燃え上がっていた。 「えっ?ほ、鳳翔さん?」 若干、顔をひきつらせた提督が体を離そうとするが流石に腰が立たない。 そのまま押し倒されるように鳳翔の下に組み敷かれる。 「ね、提督、私も弱ってるからあなたに甘えたいの」 ぺろっと舌を出しておどけて見せる鳳翔だが、提督には舌なめずりをするネコ科の猛獣に見えた。そのまま人差し指をチロチロと舐めながら荒い息で提督を見下ろす。 「それに、イくなら一緒に、でしょ?」 「いや、それ違うし、さすがに、もう無理だって!」 撥ね返そうとするが、帝国海軍初のジャイロスタビライザーを装備した抜群の安定性はそうそう撥ね返せるものではない。 「うふふ、私知ってましてよ。殿方のカタパルトの位置」 完全にマウントポジションを取った鳳翔の細指が提督の菊のご紋に伸びる。 「なっ、ちょっ、それは、ダメだ!」 ずぶりと提督のバイタルパートがやすやすと鳳翔の指に貫通される。 「うふふ、ここね…それぇっ」 「アッー」 「ほーら、硬くなった。うふふ、やる時は…やるのです」 … …… ……… ………… 翌朝、妙につやつやとした鳳翔の作る朝ごはんはいつになく美味しかった。 が、提督が朝食の席に姿を見せることは無かった。 昨晩、鳳翔が提督の部屋にいた事を知っていた艦娘の何人かは提督にそっと手を合わせた。 当の鳳翔はいつもの柔和な笑顔で味噌を鍋の出汁に溶いている。 「私が無茶させてはダメですね」 新妻のようにお茶目に舌を出して鳳翔は呟いた。 ―でも、提督。半分は、私を心配させた罰ですよ…。
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/128.html
前回の話 3-3-A 「て、提督いらっしゃいませんか……」 二度目のノックで返答でも執務室からの返答は無かった。 セミロングボブの頭がしょぼんと下を向く。 「こ、こんな事で挫けちゃ、ダメ。別のところを探そう!」 いつもの羽黒ならここで諦めてしまうところだ。 だが、今日の羽黒は違う。 「応援してくれた軽空母の皆さんの為にも頑張らなきゃ」 そう思い背筋を伸ばしバスケットを再び握りしめる。 仲間思いの真面目なこの艦娘は自らの事よりも仲間の事を思うと力が出るのだ。 踵を返して提督の自室に向かおうとした、その時。 「は、羽黒か?、えっ、そこにぃ、ごほんごほん、いいぞぉ、んっ、はいれぇ」 どこか間の抜けた提督の声が中から聞こえた。 声の具合に疑問符を浮かべながらも兎に角、目標を補足することができた。 「索敵成功、コレヨリワレ突撃ス」 と小声で言いながら羽黒はドアを押す。 ガチャリと開いたドアの向こうには、正面のデスクに着いた提督がこちらを見て微笑んでいた。 その笑顔はぎこちなく、暑さ故のものとは違う汗が額から出ている事に羽黒は気付かない。 「あの、失礼します。お仕事中、申し訳ありません」 「いや、大体仕事は片付いてるから、大丈夫だよ」 椅子に座って両肘をついた腕の上に顎を載せて提督はにこやかに羽黒を見上げた。 「休日までお仕事で大変ですね」 「んんっ、ま、まあ、慣れてるし、くぅん、それで、何かな?」 時折びくびくと体を小刻みに痙攣させる提督。 原因は机の舌にいや、下にある。いや、いる。 提督の股間にはショートカットの髪が未だに挟まっていた。 -別に隠れる必要も無かったかも。 そう思いながらも、口は提督の肉棒をほうばったままだ。 しばらくぶりに口にしたペニスを離してしまうのが勿体無かった。 普段の妙高なら赤面するだろうが、今日の彼女は妹同様、餓狼の本性をむき出しにしていた。 大きく頭を動かすことが出来ないため喉奥まで咥えこんだ陰茎を口内で味わう。 元気の無くなりつつある肉棒に間断なく緩い刺激を与え所々力を入れて口全体で愛撫する。 薄板の向こう側の羽黒は提督の奇妙な様子に気づいた風も無い。 頬を上気させ視線を迷わせながら、ちらりちらりと提督の顔を見ようとする。 「あ、あの……クッキー焼いてきました」 そう言って大事に抱えていたバスケットを提督の前に突き出した。 バスケットの中には黄金色をした焼き菓子が並んでいる。 「お、お仕事中でも、その、食べられるかなって、思って…」 3-3-B 「これ、羽黒が作ってくれたのか?」 鎮守府に着任してからその腕を振るう事は少なくなったが、提督は料理が好きなのだ。 その事実を知ってているのは鳳翔や五月雨といった古参の艦娘達に限られていたが。 クッキーが辛党の自分に合わせたレシピで作られたものである事が一目でわかった。 「は、はい……鳳翔さんに手伝ってもらって……その、おいしくなかったらごめんなさい!」 「いや、美味いに決まってる。料理は、初めてか?」 「は、はい。その形とか揃わなくて……でも、精一杯頑張りました!」 「そうか……羽黒、ありがと、なふぅっ」 いつもの調子で立ち上がり、羽黒の頭を撫でようとした提督の腰が半砕けになる。 妙高がここぞとばかりにぞろりとカリ首を舐め回したのだ。 -もー、私を忘れないでください……羽黒の顔見ておちんちんおっきくして! むくれながらもペロペロと丹念に肉棒を舐め続ける。 提督が羽黒を特別に思っている事は薄々判っている。 そして、羽黒も提督の事を一人の男として慕っているのも間違いない。 普段の妙高なら一も二も無く祝福するところだが、今はどうにも腹が立つ。 同時に妹に隠れて、最愛の男の不浄の器官に口淫する背徳感に妙高は酔い始めていた。 「へっ?提督、どうかしましたか?」 「い、いや、なんれもない、ごほん、何でもない」 咳払いするふりをしながら、目線で妙高を咎める。 上目づかいで視線を合わせた妙高の淫靡な眼差しに提督は抗戦を諦めた。 -ならば、転進するまで。 戦場でのそれと同じように彼は武人らしく果断即決した。 下半身は丸裸で男性器を美人に咥えこまれてはいたが、とにかく決断した。 「そうだな、ちょっと喉が渇いたかな」 「あ、そうですね、焼き菓子にはお茶ですね、私、淹れてきます!」 くるりと180度回頭を決めて、羽黒が執務室を飛び出していった。 「……おい、妙高。悪戯が過ぎるぞ」 「ぷはぁ、だって、提督があまりに羽黒と嬉しそうに話すから」 珍しく頬を膨らませて妙高が抗議する。 そっと提督の手が妙高の頭を撫でる。 -ずるい、この手は優しくて心地よくて、ずるい……。 そう妙高は思うのだが、この手のひらの幸福感にいつも騙されてしまう。 しばらく妙高の目を見ながら頭を撫でていた提督は優しく言った。 「妙高……その、はしたないが、ちょっと苦しい」 照れ笑いをしながら頬をかく男に妙高は降参することにした。 そっとペニスを両手に取り亀頭をペロリと一舐めする。 「では、提督、追撃戦に移行しますよ」 3-4-A 「んっむ、んぅっ……ちゅる、ちゅるぅぅ……んむ、んむ」 執務室に淫靡な水音とくぐもった声が響く。 「ん、すご……ぃ、ぐっ……」 眉根を寄せ、苦痛とも快楽ともつかないため息をもらす提督の股間で、ショートカットが上下している。 艦娘のふっくらとした唇に赤黒く膨れ上がった肉棒が咥えられている。 「ちゅるぅ……んんっ、んぅ……ちゅば、ちゅばちゅば……ふぅん」 口内でカリ首の周りを舌で舐りながら唇で竿を締め付ける。 くっきりとした太い眉を八の字にして妙高型の長女、妙高は一心に口淫を続ける。 「んちゅっ、んぅ……ぷぁっ、ふふふ、提督。羽黒に見つかりそうで興奮しました?」 まるで娼婦のような妖しい笑みを浮かべながら妙高はペニスから口を離した。 とろりと唾液でぬらぬらと光る肉棒と唇の間に先走りと唾液の混じった銀の橋がかかる。 「否定はしない。そういう妙高だって、んっ」 「ぴちゅっちゅぅ、否定はしません、すごく興奮してます」 鈴口に口づけ、最大限に勃起した怒張を優しくしごきながら妙高は微笑んだ。 人差し指と親指で作った輪がしゅっしゅっと肉棒を滑る。 白手袋が二人の体液で淫靡なシミに濡れていく。 「あっ、ぐっ、こんなに激しいのは、初めてじゃ、ない、かっ、ん」 滑らかな白手袋の感覚とその中にある掌の柔らかさに提督は歯を食いしばる。 怒張を擦りながら上目づかいに見上げる朱の射した艦娘の笑顔が途轍もなく淫乱に見える。 「ふふふ、だって久しぶり何ですもの。がまんできなくて、あむ、んふぅちゅぷぅ」 -ああ、久しぶりの提督のオチンチン……んんっ、美味しい……。 そのまま上目づかいにペニスを頬張る。 舌全体をペニスに絡ませ硬さと温度を堪能する。 ジュンと股間がうずく。 そのまま左手を伸ばして既に熱を持って潤んでいる秘裂をなぞる。 くちゅ、くちゅり、と口元から聞こえてくるものとは違った水音が提督の耳にも聞こえる。 薄目を開ければ懸命に己の肉棒を砲張りながら、女陰を弄る妙高の痴態が飛び込んでくる。 肉棒に絡みつく熱さと相まって提督の脳が快楽に蕩けていく。 快楽に支配される脳の片隅で提督は自己嫌悪していた。 戦闘の恐怖、興奮、あるいは愛欲から彼の体を求めてくる艦娘達は複数いる。 彼自身にも経験のあることだ。 戦闘で血を見た後、特に仲間の血を見た後、顔を埋められる胸がある。 情けない話だが、男にとって心の拮抗を保つには最良の手段だ。 海軍は男女関係に関してよく言えばほのぼのと考えている。 港に帰ればなじみの料亭があり港ごと茶屋ごとに女がいる士官も珍しくなかった。 提督自身、若いころはそれ相応に遊びもしたし真剣に付き合った相手もいた。 今となっては苦かったり甘かったりする青春だ。 だが、今の相手は遊女では無い。艦娘達だ。 伝統に都合よく甘える形になってしまっている。 複数の艦娘と関係を持っていることは正直、ばつが悪い気もする。 公私の区別をつけるために自分からは誘わないのも狡猾なやり方に思えてくる。 艦娘達は軍艦や駆逐艦ではあるが、年頃の娘でもある。 自分のことを上司や指揮官以上に父親や兄のように思ってくることも仕方がない。 更には恋人や愛人として求めてくる娘も多い。 その思いをいいことに彼女達で性欲を満たしている自分に嫌悪しつつも抗えない自分の下半身のだらしなさが恨めしい。 3-4-B 「んっんふぅ、んく、ちゅぱっ……ダメですよ。難しいこと考えちゃ」 少し元気の無くなったペニスの先を舌で舐りながら妙高は口を尖らせる。 普段から真面目で優しい姉といった雰囲気の妙高は男女の秘め事でもいわゆる「年上のお姉さん」のように振る舞う。 だが、今の妙高は愛する男の肉棒の虜になったメスそのものだった。 男のペニスを頬張りなら自らの女陰を弄る。 人差し指と薬指の腹で押し潰すように女芯を刺激するとびりびりと痺れる様な快感が頭に響く。 グリグリとクリトリスを弄りながら、口は提督の肉棒を貪るように舐めしゃぶる。 「れろぉ、ちゅぅっ、今は、んちゅぅ、私だけの司令官さんなんですから、ちゅぷぅ」 「うわっ、妙高っ、そこは」 「ちゅぷ、れろぉ…んっんっんっんっ……ちゅぷるぅぅ、んふぅ」 妙高はペニスにしゃぶりつくと亀頭とカリ裏を中心に舌を絡み付ける。 真っ赤に膨張した先端に唾液をたっぷりと乗せてゆっくり優しく舐める。 先走りの塩気と鼻孔に広がる性臭が妙高を興奮させる。 -美味しぃ、おつゆおいしい、ああ、もっともっとぉ…。 クリトリスを刺激するだけでは物足りず秘裂に二本の指を挿入する。 「あぶぅっ、んんんんんんん~、はぁぅぅぅ、んあむ、んっんっっ」 指を入れた瞬間、ぶるりと背筋が震える。 軽いエクスタシーを感じながら指をくの字に曲げ、自身のツボを突く。 ざらついた粘膜を擦るたびに背筋を電流が駆け上がり頭が白くなっていく。 粘ついた愛液は白手袋をずぶ濡れにして執務室に水たまりを作っていく。 自身の限界が近いことを感じた妙高はラストスパートに入る。 「ちゅぅぅぅ……ぷはぁぅ、はぁはぁはぁ、うふふ、もう降参してくださいね……あむぅ」 「ぐっ、やばい……あぁ、妙高っ、ダメだっ、すごっぃ」 提督の抗議を無視して妙高は舌づかいは激しく繊細に快感のツボをついていく。 カリ裏に沿って舌先を何度も往復させる。 少し残っていた恥垢が根こそぎ取られていく。 きれいになったカリからエラの部分をペロペロと舐めあげる。 舐めあげながらも頭を前後に動かして口腔粘膜全体で肉棒をしごき上げる。 じゅぽっじゅぽっといやらしい音が二人の耳朶を打つ。 カウパー液と己の唾液が混じったものが口端から溢れるが気にも留めず妙高は口淫を続ける。 やわやわと玉袋を揉み睾丸の感触を楽しむ。 指と口で愛しい男の性器全体を堪能している自分がとてつもなくいやらしい。 3-4-C 脳はピンク色の靄に包まれ、ペニスをしゃぶること事態が自身の快楽に直結していく。 愛液が更に噴き出し既に下着が用をなさないのがわかる。 左手で弄ばれている提督の陰嚢の中で睾丸がググッと動いた。 -ふふ、タマタマが上がってる。提督、もうイキそう。 完全に性に蕩けた頭で妙高は戦局が最終局面を迎えたことを悟る。 「んぶぅっぷはぁっ……提督、このままお口に、ね…」 「はぁはぁ、妙高……うん、お前の口の中でイキたい」 提督が自分の欲求に素直に従った事で彼女は勝利を確信した。 -はしたなくてもいい、私は提督が、好き。彼のすべてが好き。 全身全霊を込めて妙高はペニスをしゃぶる。 じんわりと薄い精液が滲み、肉棒が更に硬度を増す。 ペニスの昂ぶりに合わせて、舌が、唇が、激しく蠢く。 「れろぉれろぉ……ちゅぷちゅぷちゅぷ…んぅんぅんぅ……」 「うわっ、み妙高。出すよっ」 コクリと小さくうなづいた妙高が舌を情熱的にペニスに絡めた瞬間。 どぴゅっどぴゅっ、と妙高の口内を白濁のマグマが迸った。 口腔粘膜を叩き暴れまわる肉棒の感触すら強烈な快感になる。 知らず知らずに膣内に埋没してい二本の指が自身のウィークポイントを突く。 「んぐぅ、んんん、うぶぅぅ、ふぅぅぅぅぅぅぅぅん!!」 全身を泡立つような快感が走り、秘孔から派手に愛液が飛び散る。 硬直した背筋がビクビクと痙攣する。 痙攣しながらも妙高は男の吐き出したものをゴクリゴクリと嚥下していく。 喉に絡まりながら滑り落ちる精液の熱さが心地よい。 そのまま妙高はぐったりと床に落ちた。 ポロリと口から提督の陰茎がこぼれる。 「……はぁはぁはぁ……妙高…大丈夫かい?」 そう言って提督は失神した艦娘を抱き上げ自身が座っていた椅子に腰かけさせる。 心なしか満足そうな顔で失神している妙高の前髪をすいてやり頬に口づける。 -いつもありがとう……こんなロクデナシに付き合ってくれて。 そう呟いて照れ隠しに頭をかいた。 彼と艦娘の関係はつまりはそういう事なのかもしれない。 … …… ……… 「ああ、随分遅くなっちゃった!」 英国式のティーセット一式を載せたワゴンを押しながら、羽黒は慎重になしうる限りの速さで提督執務室に急行している。 『いつか金剛お姉さまがご帰還になられたときに』と比叡が用意していたものを借りたのだ。 本格的なティーセットだけに扱いも難しく、おまけに比叡自体はまるで使い方を知らず、結局、飛鷹姉妹の客船仕込の知識を借りてようやく準備できたのだ。 「提督。遅くなりました!」 ノックもせず羽黒は執務室に飛び込んだ。 微妙な臭いと微かな息遣いが執務室に漂う。 扉の正面に鎮座する提督の椅子にぐったりと何故かちょっと微笑みながら伸びている姉、妙高。 その前で下半身裸の男が苦笑いで頭をかいている。 羽黒が目の前にある情景を理解するのに数瞬の時間が必要だった。 へっ?、と男-提督が振り返ると妙にてかてかとした男性器がぶらりと揺れた。 好むと好まざるを問わず戦場で鍛えた目が筒状のものを追ってしまう。 「ダメ……」 「いやっ、羽黒、これは、そのだなっ」 「…隠して…隠してぇぇぇ!」
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/387.html
「提……督?」 腕の中にすっぽりと収まってしまうサイズの少女。 自分はこんな少女に戦闘に出るよう命令しないといけないのだ。 「提督、提督。」 「すまん。」 更に強く、でも優しく、壊れ物を扱う様に抱きしめる。 「……提督慌てないで、大丈夫です。」 艤装を付けていないと、こんな、こんな細い少女なのか。 腕の位置を変え、抱えあげる。 「て、提督?」 自室のベットに寝かせ、ドアに鍵を掛ける。 古鷹は天使のような笑顔で待っていてくれた。 服をぬぎ、一糸纏わぬ姿になる。 月明かりに照らされた古鷹の体のところどころにある火傷の痕に、胸が締めつけられ、すこしでも彼女に優しく出来るよう気をつけながら花園へと迫る。 すでにそこはじっとりと濡れていた。 口を付ける、それだけでビクリ、と彼女の体が震える。 一気に舐めあげ、啜り、古鷹の味を味わう。 「ひゃっ、て、提督」 止まらない、止めない、勢いよく高みへと登りあげさせる。 可愛い、どうにかして堪えようとしている喘ぎ声が彼女の限界を教えてくれる、そして一際大きい痙攣が来たかと思うと、脱力してしまった。 イったようだ。 顔を覗きこむと、火傷に半分覆われた顔の黄金の瞳と目が合う。 「大丈夫です、提督。」 数瞬考え、首を横に振る。 「すまない、後、後1レベル待ってくれ。」 本番はケッコンしてからだと。 「提督は古い人です、そして酷い人です。」 「すまない。」 「いいです。そこが好きなんですから。」 「……提督、大丈夫です。慌てませんから。」 「ありがとう。」 二日後、この鎮守府に一組の夫婦が出来たそうな。
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/61.html
──雨が降っている いつものように物静かに職務に励む時雨の横顔を見る。 そして先日の戦いの後、扶桑から言われた言葉を思い出していた。 「ふふっ…まるで西村艦隊の時のことを思い出すわね」 どこか楽しそうでいて、それで悲しげな声で扶桑がつぶやく。 「……お姉さま」 妹の山城の心配そうな言葉に扶桑は微笑んだ。 「大丈夫よ山城、今はあの時とは違う……そう、きっと」 「そうそう 暗くなっちゃダメだよ! 『あの時』とは全然違うんだからさ!」 航空巡洋艦、最上が明るく励ます。 「最上の言うとおりだ、今度こそ貴様らを守りきってみせるさ」 そう言って不敵に笑う重巡洋艦那智。 「ふんっ!どーだか…」 と憎まれ口を叩きつつも自信に満ちた表情の駆逐艦満潮 そう、『あの時』とは違うのだ。 艦娘として転生した今、扶桑と山城は近代回収を行って速度以外の全面はほかの戦艦と遜色ない性能を誇る。 それは最上、那智、満潮、そしてまだ言葉を発していない時雨も同様だ。 なにより補給も整備も万全であり、戦況もあんな絶望的な状況ではない。 あの運命の『スリガオ海峡』に突入した時とは── この編成になったのは最初は偶然であった。 今回主力艦隊への突入に必要な火力を持つ戦艦と重巡、そして対潜警戒と先陣を担う駆逐艦。 索敵に必要な航空機を6隻中4隻が使用できる、というところで候補に残ったのがこの6隻だったのだ。 だが出発前日になり、艦隊の編成を見ていた俺は慌てて彼女たちを集めて謝罪した。 よりにもよって彼女たちのトラウマを蘇らしかねない編成にしてしまったことを。 だが全員の力強い言葉で再編成の件はやんわりと却下され、今に至る。 「偵察機より『敵発見』の打電あり!」 最上の報告に6人の顔に緊張が走る。 「戦艦ル級三隻! 重巡リ級一隻! 駆逐ニ級2隻!!」 「数はこちらと同じ……ですが──」 そこで言葉を切り、扶桑は全軍に命令を下す。 「右舷敵艦隊に対し単縦陣形で砲雷撃戦用意してください!」 凛とした声で命じる扶桑の指示に素早く陣形を整える。 索敵能力はこちらが上。その僅かな時間で陣形を組み直し未だ陣形を組む直しつつある敵に向かって航行を始める。 やがて徐々に敵の姿が見えてくる。 「主砲、副砲、打てー!!」 改修によって乗せられた46cm三連装砲が火を吹く。 「初段着弾を確認、射角修正しつつ第二射はじめ!! 目標、敵意右翼戦艦ル級!」 陣形を保ちながら距離を詰めつつ、最上と那智も砲撃を開始する。 4隻の集中砲撃を受けたル級はたちまち大破炎上、そこに満潮から放たれた魚雷が炸裂し轟沈する。 「手を休めないで! くっ!!」 「お姉さま!?」 残るル級2隻の砲撃で扶桑が小破、しかし── 「継戦に問題はありません、各艦手を休めないで!」 甲板部に被弾したものの損害は軽微、改修済みの強固な装甲は敵の砲撃を簡単には通さない。 「敵は右舷だ!しっかり狙え!!」 「撃てェ!」 続けて那智と最上の砲撃が敵駆逐艦に命中、轟沈する。 「あと4隻ですが、手強い…!」 山城の砲撃は敵重巡を捉え火災を発生させるが、それをものともせずに撃ち返してくる。 まだ向こうには戦艦2隻が健在であり、戦闘は膠着状態に陥りつつあった。 「そろそろ……かな」 時雨の言葉と同時に快晴だった空から突如猛烈なスコールが両艦隊を包み込む。 それはほんの一瞬、だが双方の時間が確実に止まった。 「お待たせしマシタ! 支援艦隊の到着ネー!!」 「! 来たか!!」 スコール上がりの水平線にうっすらと姿を現した金剛たち高速支援艦隊の姿に、那智が快心の笑みを浮かべる。 完全に劣勢に立った敵艦隊は即逃走に移ろうとする、が 「──キミたちには失望したよ」 いつの間にか突出した時雨から放たれた酸素魚雷が先頭を航行中のル級に全弾直撃、航行機能を完全に奪う 先頭を航行していた艦の停止は後続に大混乱を産む そこに集中砲撃と魚雷が放たれ、勝敗は決した。 「よくやってくれた」 帰ってきた艦隊を出迎える。 「ふっ…勝って兜の緒を、と言いたいところだが。それでもこのような快勝には胸が踊るな」 「ふふ……そうね、悪くないわ」 笑い合う那智と山城を横目に見ながら 「ふん、私は一足先にドッグに行ってくるわ!」 照れ隠しだろうか、いつもは入るのを嫌がることが多いドッグに向かって大股で歩いてゆく満潮。 「あ、待って待って!ボクも行く、一緒に行こうよー!」 追いかけていく最上を微笑みながら見送りつつ扶桑が振り返る。 「今日のMVPは時雨かしらね」 「そうね、あの一撃で完全に相手の勢いが止まったわけですし」 同意する山城、だが当の時雨は 「この勝利、僕の力なんて些細なものさ。あの雨と…そう、提督のおかげだよ」 そう微笑むと静かに執務室に歩いて行った。 先程と違い、複雑な表情でこちらを見る扶桑。 「提督、お願いがあるのですが……」 「ん?」 「時雨のこと、ですか?姉さま」 「ええ…提督は私たちの昔のこと、ご存知でしょう?」 「大体は……な」 彼女たち『西村艦隊(ただし、那智は違うが)』は絶望的な戦力さを誇る敵軍の待ち受ける場所に突入し 時雨を残して全滅したという。 「それでも私と山城は良かったと思うんです……戦艦としての本懐は遂げたのですから それにまは提督のおかげでこうしてまた海を駆ける喜びを感じることができる」 欠陥戦艦としてのレッテルを貼られ、それでも戦場で壮絶な最期を遂げた扶桑と山城。 もちろん彼女たちだけではない、ここにいる艦娘はほとんどが戦場で散っている。 そして逆に生き残った艦は極少数だ 例えば不死鳥と呼ばれた響、 彼女には今、暁たち姉妹がいてくれる。 最後こそ名前を変えたものの、今は昔と同じ姉妹たちが隣で微笑んでくれる。 そして雪風、彼女は時に死神とも呼ばれながら生き残り 折れそうになる心を異国の地で与えられた役割と暖かな眼差しに囲まれ艦歴を全うした。 彼女が今、明るく振る舞えるのは間違いなく異国での生活のおかげだろう。 では時雨は──? 時雨は最後まで生き残ったわけではなかった。 何度も自艦隊の全滅をその目に刻み、そしてその後悔と仲間たちへの無念をそのまま抱え沈んだような それが今の時雨を形成しているような気がする。 「いつも見ていて思うんです、あの子は艦娘になった今でも死に場所を探しているんじゃないだろうかって」 艦娘になったここには扶桑も山城もいる。 だが絶対に忘れないと誓った当時の記憶は今でも時雨を苛んでいる。 扶桑や山城からすれば、そんな時雨を見ているのは辛いのだろう。 「ですから提督、時雨に優しくしてあげてください」 「私からもお願いするわ」 扶桑と山城を那智は黙って見ている。 彼女は彼女で酔った時に最上の名を出して泣き出すことがあったりする。 やはり全部が全部吹っ切れるわけはないのだ。 だが、それでも時雨がかつて負った傷は深い。 そう、扶桑は言っている気がする。 「ああ、わかった」 その言葉に満足したように扶桑たちは微笑み、ドッグの方へ消えてった。 ───「いい雨だね」 時雨の呟きで我に返る。 今夜の雨は静かに夜の静寂を打ち消し それでいて何かを包み込みこんでくれる暖かさを持っている。 シトシトと降る雨に時雨もそんな感想を抱いたのだろうか。 書類の作成がひと段落したようだ、時雨は窓に近づき外を見る。 「そういえば今日の戦い、金剛達の到着直前にも雨が降ったと言っていたな」 「うん、そのおかげで敵はみんなの接近に気づかなかった……運が良かったんだね」 「そうか、案外それも時雨の力だったりしてな?」 「あはは、僕にそんな力はないよ。ただの偶然さ」 こちらの言った冗談に微笑みながら答える時雨。 再び外を見つめる時雨。 その姿は本当に儚げで、目をつぶったら次の瞬間に消えてしまいそうで…… 「提督?」 時雨の横に立って外を見つめると不思議そうな声をかけてくる? 「提督も雨が好きだったかな?」 「いや、特別好きなわけじゃないが時雨と見る雨は好きかな」 「あはは、それってまるで僕を口説いてるみたいだよ?」 おかしそうに笑う時雨。 (それも悪くないかと思ってるんだけどな) 思わず口の中で小さく呟いた言葉は時雨に聞かれてしまったようだ。 「提督……僕だって女なんだ。あんまりそういう冗談を言うのはやめたほうがいいと思うな」 少し顔を赤くした時雨が抗議の声を上げる。 「あながち冗談というわけでもないんだけど、な」 最初に抱いたのは微かな同情心だったのかもしれない。 だがそれは時間を経るごとに一首の庇護欲のようなものへと変わった。 ──この娘を守りたい── 一人で負の記憶を抱え込んだまま、それでもなお静かに微笑み続ける少女。 やがてそれが愛情へと変わってゆくことに気づくのにそう時間はかからなかった。 だが、触れたら壊れてしまいそうな雰囲気を持つ彼女に どうしても踏み込む勇気が出なかった。 「え?」と怪訝な表情で聞き返す時雨。 今なら、雨の音がこの場を包み込んでまるで切り取られた空間にいるような錯覚をしてしまう今なら 「俺は時雨のことが好きだぞ」 「っ!……どうして?」 動揺をを隠すように聞いてくる時雨。 「同情心や庇護欲ではないことは確かだ、少なくとも今はな。 理由を聞かれてもいつの間にか、としか言えないかな」 そういって時雨を見るとこちらから視線を逸らしながら呟く。 「はは……困ったな。提督からそんな言葉を聞くなんて……まるで想像もしてなかった」 それはそうかもしれない、賑やかな艦隊の中で様々な艦娘とワイワイしているのを 彼女はいつも静かに微笑んで見つめているだけだったのだから。 「時雨は……俺のことが嫌いかな」 「そ…そんなわけ!……ないじゃないか」 珍しく慌てて否定する。 「急に言われたらきっと僕じゃなくても驚くよ。でもなんで今?」 「本当はもっと早く言いたかったけど勇気が出なかった。 今言えたのはそうだな……この雨のおかげかな?」 「ふふっ……僕の台詞を取るなんてずるいよ?」 そう言いながらこちらを向く彼女を優しく抱き寄せると時雨は全く抵抗せずにこちらの胸に収まる。 「提督は優しいから……きっと他の娘と一緒になるんだろうなって思ってた」 「え?」 「提督のことを好きな娘はたくさんいるんだよ、でもそれでもいいと思ってたんだ」 「なんで?」 「僕にはそんな資格がないと思ってたから、それに幸せになったりしたらきっと昔のことを忘れてしまう。 『あの時』の扶桑や山城、それだけじゃない。僕の目の前で沈んでいった娘や人たち。 そのことを忘れてしまいそうで怖かったんだ」 わずかに時雨の体が震える、それがきっと彼女の本心だったのだろう。 「……扶桑から言われたんだ『時雨に優しくしてください』って」 「え……?」 「扶桑だけじゃない山城も、そしてきっと他のみんなもそう思ってる」 「………」 「昔のことを忘れろ、なんて言わない。昔のことも含めて全て、それを持った時雨と一緒にいたい……ダメか?」 「ダメなわけ……ないじゃないか。僕もさ……みんなと……提督とずっと一緒にいたい」 少し潤んだ綺麗な瞳を見つめながら顔を近づける、と時雨も理解したのか瞳を閉じて顔を上に向ける。 唇が重なった瞬間一瞬だけ時雨の体が震え、そして力が抜けていく。 顔を離し目を開けると、そこには少し頬を赤らめたままこちらを見て微笑む時雨がいた。 「ふふ、僕がこんなことするなんて……全然想像したこともなかった」 その顔にドキリとしつつさらに強く抱きしめるのだが…… 「あ、あのさ提督……なにか……当たってるんだけど」 「うっ……! し、仕方ないだろう」 「もしかして興奮してるの?」 さらに時雨が笑顔のまま追撃をはなつ。 「提督はロリコンなんだね」 確かに時雨は駆逐艦としては大人っぽいが、それでもこちらと見た目の差異だけ見ればそう呼ばれても反論できない。 「わ、悪いか!?」 「あはは、ごめん。でも嬉しいよ。ちゃんと僕のこと女としてみてくれてるんだって思えるから」 そういいながらおずおずとこちらの背中に手を回し、体を密着させてくる時雨。 「提督がしたいなら……いいよ。僕も提督のことを感じたい」 「……時雨」 執務室に転がっている布団に時雨を優しく寝かせる。 時雨の目に不安は感じられず、こちらを信じきった眼差しを向けてくる。 頬に口づけながら、体を優しく撫でてゆく。 体の緊張を和らげるように、壊れそうな華奢な体を壊さないように。 太ももに触れるとしっかりと女の子らしさを主張する柔らかな感触が手に返ってくる。 多少は緊張がほぐれてきたのか、息の中に多少甘い声が交じりはじめる。 「時雨」 と優しく声をかけてやると目を開き、片手を掴んで自分の頬に持ってゆく時雨。 「提督の手は暖かいね……うん、大丈夫だから続けて」 時雨の服をゆっくりとぬがせるとスレンダーで白く、美しい肌があらわになる。 「や、やっぱり少し……恥ずかしいかな」 照れたように言う時雨に微笑むと再びその体に手を伸ばす。 幸運感の名に恥じず、今日の作戦でも被弾しなかった綺麗な体に手を這わせてゆく。 「……ふぁ……ん……」 優しく胸を揉み、先端を軽く刺激してやるとピクンと体が反応する。 ちゃんと感じてくれていることが嬉しく、何度か同じ箇所を責め時雨の反応を楽しむ。 そしてもう片方の手を次第に息が荒くなってきた時雨の秘所に向かって伸ばす。 「ハァ…ハァ……提督……」 少し不安げな目でそれを見ていた時雨が、下着の上から指が触れた瞬間ビクっとしながら目を閉じる。 少し湿り気のある感覚、それに喜びを覚えつつ下着の上から何度も指を往復させる。 目をギュっとつぶって道の感覚に耐えようとする時雨の頭に優しく手を乗せて撫でてやる。 すると時雨の体から少し力が抜け、手に返ってくる反応が増す。 「……ぁ……んん……はぁ…提督……提督の手は……優しいね」 うっすらと瞳を開けて微笑みながら言ってくれる時雨の言葉が嬉しく。 彼女の体に優しくキスの雨を降らせ、そして秘所を弄っていた手を下着の中に滑り込ませる。 「……! あぁっ…!」 愛液でしっとりと潤んでるそこを直接指ですり上げ、奥から染み出てくる液体を指に絡ませ 時雨の肉眼に擦り付けて軽く刺激してやる。 ビクンと今までで一番大きな反応を見せる時雨の体。 もちろん頭を撫でながら口で他の箇所を優しく刺激するのも忘れない。 控えめな胸や乳首に舌を這わせると、紅潮した身体からしっかりと反応が返ってくる。 (そろそろ大丈夫かな……) と、指を一本彼女の中にゆっくりと挿入していくとビクビクと体が震え、膣内の肉が指を締め付けてくる。 「大丈夫か時雨?」 一旦指の動きを止め、時雨を見る。 はぁはぁと息を切らしながら涙を浮かべた目でこっちを見てコクリと頷く。 下着を半分脱がしたあと、ゆっくりと指を動かしながら彼女の中を慣らしてゆく。 前後だけではなく上下左右に動かしてこれから迎え入れるものが少しでも負担にならないように徐々に拡げてゆく。 その度に時雨の体は跳ね、抑えきれない快感に対する喘ぎ声を上げる。 「……て、提督…ぅ……ンッ…!」 時雨が普段の姿からは想像できない甘い声を漏らすたび、股間に血が集まっていくのがわかる。 指を2本に増やし、多少激しめに出し入れしてやると抑えられた声と反比例して襞肉が指を圧迫するのがはっきりとわかる。 軽く指を曲げて擦ってやると大きく時雨の体が反応する。 そして目をつぶり、布団を掴んで必死に堪える時雨の膣内がギュっと指を締め付け大量の愛液を吐き出す。 「時雨……イったのか?」 「あ…はは……そうみたい……だね」 体からは力が抜け、荒く息を吐きだしている時雨が照れたような表情を浮かべながら微笑む。 その少女らしからぬ色香に思わず唾を飲み込んで見入ってしまう。 「提督……は、その……大丈夫……なのかい?」 正直大丈夫どころではなく、今すぐに覆いかぶさりたいところだ。 必死に理性を保ちつつ 「あ、ああ……その……いいか…時雨?」 「ふふっ……今更確認するなんて提督は律儀だね……でもそういうところ、嫌いじゃない」 そういながらコクリと頷く時雨の前に自身のこれ以上ないくらい怒張したものを取り出す。 ほ、本当に……入るのかな?」 さすがにその大きさに少々怯えた表情を見せる時雨。 「あ、ああ……大丈夫だと……思う」 「そうだね、僕は提督のこと信じてるから。……だからきっと大丈夫だね」 そう言ってくれる時雨の入口に用心深く肉棒を擦り付ける。 「あうっ……さっきと……全然違う感じだ」 柔らかさと硬さを併せ持つ肉棒の感覚に時雨は戸惑いの声を上げる。 「じゃあ、入れるぞ……時雨、できるだけ体の力を抜いてくれ」 「う……ん、あ……あぁっ……入ってくる…!」 先端が徐々に時雨の中に飲み込まれ、ギチギチと締め付けてくる。 ずっと我慢していたそれは、先端を入れただけで発射してしまいそうになるがなんとかこらえる。 「し…時雨……大丈夫か?」 辛そうな顔をしながら健気に頷く時雨の呼吸に合わせ、徐々に中に入ってゆく。 途中の抵抗を躊躇なく突き破ると、プチっという感覚とともに時雨の体が肉棒を締め付け 結合部から血が流れだす。 時雨の硬直が落ち着くのを待ってからさらに用心深く進んでゆくと先端にコツンという感覚が当たる。 「ぜ、全部入ったぞ……時雨」 「はぁっはぁっ……そうみたい……だね」 まだ苦痛の色が強いのだろう、顔をしかめつつなんとか声を搾り出す時雨。 この状態に慣れるまで少し鳴らしておこうかと思ったが 時雨の中がそれを許さないかというかのようにきつい締めつけとともに肉襞が肉棒に絡まり、 その微妙な動きが子宮にあたっている先端を刺激する。 「くっ…! マ、マズイ」 「んっ…はぁ…て、提督……?」 今慌てて抜き出せば時雨の体に苦痛を加えてしまうことを考え躊躇したのが命取りだった。 「ぐっ…!!」 時雨の膣内にビュクビュクと勢いよく白濁液が吐き出される。 「あ…あぁぁぁあっ!!」 突然中に吐き出され、ビクビクと痙攣する時雨。 「す…すまん!時雨!!」 子宮と膣内に納まりきらなかった精液が時雨の中から溢れ出て布団に落ちる。 当の時雨はしばらく呆然としていたが、おもむろに精液を手ですくい取りじーっと眺める。 「これが……提督の子種なんだね。なんだか……雨上がりの匂いがする……ん…に、苦いね…って、……て、提督!?」 匂いを嗅ぎ、舌で指についた精液を軽く舐めて苦い顔をする時雨。 その様子が妙にエロチックで、あっという間に肉棒は硬度を取り戻す。 すぐに硬度を取り戻した肉棒の感覚に戸惑う時雨の腰をつかみ、ゆっくりと動き出す。 「あぁっ…!! あぅん…! 提督っ!!」 思ったとおり締めつけこそ変わらないものの時雨の愛液に加え、精液も潤滑油となった彼女の中は 緊張しきっていた先ほどに比べると格段に動きやすくなっている。 可能なかぎり優しく動きながら肉芽を手で弄ってやると、時雨は声にならない快感の声を上げる。 何度も往復しているうちにようやくスムーズになってきた中を奥につき入れてやると 快感に翻弄された時雨からは喘ぎ声とはっきりとした締めつけが返ってくる。 「あっ…!あっ! …て、提督! 提督!!」 そう言いながらこちらに両手を差し伸べてくる時雨。 「お…お願い……提督……抱き……しめて……」 そういう彼女の体をゆっくりと持ち上げて自分と正対させると体重が自分に加わり、さらに深く時雨の中に入り込む。 背を仰け反らせた時雨が涙を流しながらこちらにしがみついてくる。 その体を強く抱きしめかえしながら時雨に声をかける。 「時雨……どこにも行くな! ……ずっとここにいてくれ!」 そう本音をぶちまける。 怖かったのだ、時雨は気がつけば遠くに行ってしまいそうな、何の根拠もない感覚が。 だからその存在を確かめるために強く抱きしめながら自分という存在を時雨に刻み込む様になんども打ち付ける。 「てい……とくっ! うん……僕は……ぅン! ずっと……ここにいるか……ら……!」 激しい突き上げに息を切らしつつ、時雨はしっかりとこちらを抱きしめながら答えてくれた。 それで十分だった。 何度も何度も突き上げ、子宮の奥にゴリゴリと鈴口を押し付けながらさらに時雨の唇を塞ぐ。 舌を入れてやると遠慮がちに時雨の舌が絡みつく。 時雨の腕と足がこちらを離さないとでも言うかのように絡みつくのを嬉しく感じながら さらに彼女の中を突き上げる。 グチャグチャと血と精液と愛液の混じったピンクの泡が結合部を包み込み ゾクゾクと射精の予感が背を駆け上ってくる。 それに耐えるように激しく子宮と突くと一際きつい締めつけが肉棒を締め上げる 「クッ…時雨! 出る!!」 「ぼ、僕も……もうっ…提督───ッ!!」 再び時雨の奥に先ほどを遥かに凌駕する量の白濁液位が流し込まれる。 入りきらない精液が再び結合部から流れ出すが そんなことは関係ないとばかりに時雨の膣内が肉棒を一滴たりとも残すまいと締め上げ ビクンビクンと痙攣しながらドクドクと次から次へと精液が吐き出されていく。 その感触を時雨は心地よい気持ちで背を仰け反らせながら受け止めていた。 やがて長い射精が終わり、糸が切れたようにこちらに倒れこんでくる時雨。 慌てて受け止め、時雨を見ると珍しく真っ赤な顔で俯いている。 「……時雨?」 「は、はは……その…終わってしまうと、なんていうか恥ずかしいな」 あれだけ乱れたのだから、我に返って恥ずかしがるのも当然かもしれない。 ただ、普段超然としている時雨のそんな素顔が妙に可愛らしく。 悪戯っぽく言ってやる。 「そうか……でもすごく可愛かったぞ?時雨」 「か、可愛いって……そんな風に面と向かって言わないでよ。は……恥ずかしいじゃないか」 顔を真っ赤にしたまま胸に顔を埋めた時雨が口を開く。 「提督……僕はここにいていいんだよね?」 「当たり前だ、さっきも言っただろう? ずっとそばにいてくれって」 そう言いつつ、華奢な体を強く抱きしめる。 「うん……なら僕はずっと……」 そう言いながら顔を上げた時雨は── 「僕はずっと提督の……そしてみんなのそばにいるね」 今まで見たことのないくらい眩しい、満面の笑顔を向けてくれた。 ───雨はいつの間にか上がっていた
https://w.atwiki.jp/remitabi/pages/46.html
 ̄ ̄ . ´ \ / 。o≦  ̄ ヽ 丶 ' /-=ニ{ }=-、 \ / イ-=ニニ乂 __ノニニ 、__ / 〈 /-=ニニニニニニニニニ=-X ` 7 r ニ=-¨¨¨  ̄ ̄ ̄ ̄ ¨ 丶ニニ} ノィ从''| ┃ ┃ |>´ '⌒Y^ミ | ┃ ┃ | {〈iミ | | 从_ | l l | ^7ィ{ | | | | ノィ从 | ` --- ´ | ノ¨Ⅵ /____,r‐ュ _ 。o≦´{ └ ── …ァァ…─‐ '≧s。r‐ュ __ ___////V/∧////// 、 // /{////{/{/{/{////{////∧/∧//// \ {_{ イ ` </V∧V∧//'}\ ̄  ̄ ¨¨¨¨¨ ´ -- { ̄ ´  ̄ ̄  ̄ ̄ ヽ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋ 名前:提督(??) ♂ HP:05/05 MP:15/15 【能力】 体力:05 魔力:15 腕力:93 敏捷力:78 知能:11 話術:14 器用:11 魅力:41 運:28
https://w.atwiki.jp/seisoku-index/pages/315.html
???「あれ?今日のシャケ弁と昨日のシャケ弁はなんか違う気がするけど。あれー?」 ???『結局さ、サバの缶詰がキてる訳よ。カレーね、カレーが最高』 ???『香港赤龍電影カンパニーが送るC級ウルトラ問題作・・・・・・様々な意味で手に汗握りそうで、逆に超気になります。用チェック、と。 さんはどう思いますか?』 ???『・・・・・・南南西から信号がきてる・・・・・・』そしてそんな彼女らを見て呆れたような顔を浮かべている茶髪でチンピラの様な少年が居た久しぶりに【これ】を見たが・・・・・・平和ボケしている奴等を見ていると腸が煮え繰り返そうになる最初にこれを見たのはいつだったか、確か何も知らないガキの頃だった筈だ、他の事は曖昧になっている癖にこれだけは鮮明に覚えていやがる、あー糞ムカつく、明日の仕事相手には五割増しでサービスしてやんねぇとな 第二幕 垣根帝督は人生を 学園都市第7学区某所 ???「あら、今日は早いのね帝督」垣根「お前がいつも一番乗りだろうが、心理定規、どこで何やってんだか」心理「プライベートについては、お互いに一切干渉しない、これがお互いの為よ」垣根「はいはい、そうでしたね・・・・・・所であいつ等はまだ来てないのか」心理「今日のお仕事は私達だけよ」垣根「んな連絡、受けてないぞ」心理「それはそうよ、連絡していないし、私が知ったのもついさっきだもの」垣根「そうかい、で今日の仕事相手はどこのどいつだ?」心理「学園都市の技術を外に売ろうとしている研究施設、そこに所属している研究者三十人だって」垣根「三十人ねぇ・・・・・・最近は相手さんが温くて退屈なんだが」心理「いいじゃないの、私はこんな所で死ぬのは嫌だし、お相手が只の研究者でよかったわ」垣根「もっと張り合いのある奴ってのは居ないもんかねぇ、例えば第一位とか」 心理「あら、やっぱり学園都市のレベル5の第二位なんて化け物となると、暇で暇でしょうがないのかしら」垣根「別に暇じゃないさ、上を潰すなんていうでっかい夢って物があるじゃねぇか」心理「それもそうねぇ、そういえば、どうしてそこまで上を潰す事に執着しているのかしら?」垣根「おい、プライベートについては、お互いに一切干渉しない、お前が言ってた事だ忘れたのか?」心理「まさか、ごめんなさいね、ちょっと興味がわいてしまってね」垣根「あっそ、そろそろ着くみたいだが、準備出来てるのか?」心理「とっくの昔に終わってるわよ」垣根「んじゃあ、行くか」心理「了解っと」 とある研究施設垣根「おいおい、ちったあ楽しませてくれよ、俺は今凄く苛々してるんだ、解消の為に付き合ってもらおうと思ったんだが・・・・・・」そう言いながら彼は六枚の白い翼を動かした垣根「おもしろくねぇなぁ、お前ら歯応えが無さ過ぎだ」ここで起きている事、それは一方的な虐殺研究者「くそっ!」バン垣根「銃弾が通用しないからって、驚いた顔すんなよ」銃弾が通用しない、勿論この町で超能力が開発されている事位知っているけれど三十人で同時に発砲しても、彼には傷一つつかなかった垣根「不思議そうな顔を浮かべてるなぁ、自分達の常識が通用しない相手に思考停止してんのか?」研究者「くそぉぉぉ!」バン垣根「おいおい、さっき体験したばっかだろうが、俺の未現物質にお前らの常識は通用しねぇ」未現物質、それは垣根帝督の有する能力 垣根「この世に存在しない物質を引きずり出し、この世界の常識を捻じ曲げ、作り変える、それが未現物質だ」垣根「この常識についていけないお前らでは、俺に傷一つつける事すら適わない」垣根「I m your angel Only a ring awayってなぁ、残念だがお前らはここでゲームオーバーだ、サヨウナラ」その瞬間彼の周囲で爆発が起こった、そして生き残っていた研究者二十人程をぐちゃぐちゃに吹き飛ばした垣根「お前も隠れてねぇで手伝えっての」心理「だって、そんな大人数の中に突っ込みたくないわよ」垣根「お前の能力は人数が多けりゃ多い程効率が良くなる性質だろうが」心理定規、それは相手の心の距離を自在に調節する能力、自分と相手の距離を近くすれば、情報を引き出し易くなり相手が複数の場合、相手同士の距離を離せば相手同士で潰し合うという、非常に強力な能力だ心理「こんな狭い所で貴方と一緒に戦うと、巻き添えを食らいそうじゃない」垣根「仲間に攻撃が当たらないように計算する位朝飯前だっての、学園都市第二位の頭脳舐めんな」心理「ふーん、それじゃあ信頼してるわよ?帝督」垣根「んじゃあ俺は帰る」心理「はいはい、お疲れ様ー」 ???「んでね」 ???「昼前に統括理事会の一人、親船最中が狙撃されかけた事件があったよね。 あれについて、そろそろこっちも動きたい訳なんだけど」垣根(統括理事会?親船最中?こいつら、一体何者なんだ?学園都市の中なのは分かるが・・・・・・) ???『つか、結局その情報、私は持ってないよ』そう金髪の女が言うと半袖コートの女は茶髪の男に目をやった ???「 。全員のケータイに事件の情報を転送」へいへい、そう言って茶髪の男は自分の携帯電話に保存されていたデータを四人全員にまとめて送信するそして四人の携帯電話の画面に出たのは、ネットで落としたエロ動画だった その瞬間四人はバシンと携帯電話を畳んだ。彼女達は軽蔑の眼差しと共に心の扉をガシャンと閉めるとしっかりと心の戸締りをし、さらには心の地下エレベーターを下って、心の核シェルターへの退避を完了させた ???『違っ、待て!!やり直させろ!これは何かの間違いなんだッッッ!!』しかし四人は ???「 ・・・・・・」 ???『結局、 ってキモいんだけど」 ???『 的にはバニーさんが超ヒットだったんですか」 ???『大丈夫だよ、 。私はそんな らを応援してる暖かい言葉を受けて小刻みに震える彼は、今度こそ親船最中狙撃未遂事件の情報を全員に転送するすると、一番幼いであろう少女が呆れたような声を出した ???『ああ、『スクール』の連中が超計画していたあれですね。確か、あそこに所属していた暗殺用のスナイパーは三日程前にこちらで超始末したはずですけど』垣根(スクールだと?親船最中の暗殺計画なんて企ててなんかいねぇし、うちのスナイパーは殺されてなんかいねぇぞ、三日前はそいつと仕事もした・・・・・・一体どうなってやがる) ???「新しく雇ったんだろね、ま、つまりこっちの『警告』は無視されたって訳かな?」 ???『結局、あの時も『何で親船最中なのか』って事で議論してなかった?』金髪の女がサバの缶詰の中身をフォークで刺しながら言った垣根(何なんだ、こいつら・・・・・・スクールの事を知っているって事はこいつらも暗部なのか?こいつらが言ってるのは俺達なのか?俺達がやっている事と全然違うぞ? もしかしたら只のお遊びなのかも知れないが・・・・・・分かんねぇ・・・・・・一体・・・何なんだ・・・・・・?) 垣根「はぁっはぁっはぁっ・・・・・・」まるで魘されていたかのように荒い息遣いで目が覚めた垣根(夢・・・なのか?いや、夢にしちゃあリアル過ぎた、この町並みをそのまま再現したかのような・・・・・・分かんねぇ・・・・・・一体何なんだ? 幸い今日は何も無い、調べてみるか・・・・・・) 第7学区とあるネットカフェ垣根(さぁてどうしようか、書庫にアクセスしようとしてもセキュリティが突破できねぇ)垣根(そういやぁ、ハックが得意な奴が下部組織にいたっけか、呼んでみるかな)ピ下部組織1『はい、もしもしどちら様でしょうか』垣根「俺だお前時間空いてるか?出来れば第7学区のネットカフェまで来て欲しいんだが」下部組織1『私も暇をしていた所なので、私でよろしければ』垣根「おう、頼りにしてるぜ」下部組織『はい、分かりましたではまた後で』垣根「ん」ピ垣根(書庫に入るのはあいつなら簡単だろう、対象の顔も分かってる、問題は情報の改ざんだな・・・・・・改ざんされていたなら また別の方法を探さなきゃならねぇが・・・・・・)十五分経過下部組織1「申し訳ありません、遅れました」垣根「いや、別にそこまで待ってねぇよ、やってもらいたいのは書庫へのアクセスだ」下部組織1「書庫・・・・・・ですか少しばかりお時間を頂ければ無理ではありませんね」 垣根「具体的にどれ位だ?」下部組織1「今のセキュリティがどのような状態になっているかは分かりませんが、早くて十五分、遅ければ三十分といった所でしょうか」垣根「おう、分かったありがとな、これは個人的な報酬だ、いいか?個人的なだ」下部組織1「ありがとうございます、しかしこれ程の大金は・・・・・・?」垣根「俺がそれだけやるのは今俺にとってそれだけの価値があるからだ、取っとけ、但しヘマはしないでくれよ」下部組織「分かりました、出来るだけ慎重かつ迅速にやらせて頂きます」垣根「ああ、俺は一回出る、誰も居ないほうが集中出来んだろ」下部組織1「はい、お気遣いありがとうございます」垣根「終わったら連絡くれよ」バタン第7学区とあるファミリーレストラン垣根(適当に何か飲むかな・・・・・・あいつらは!) ???「結局麦野と絹旗が強行突破って事でOKなのかな?」 ???「私は麦野がいいならそれで構いませんよ?」 ???「私もOK、フレンダは滝壺を護衛しなさい、滝壺は常時対象を確認しておいて」 ???「了解な訳よ」 ???「分かった」 店員「一名様でしょうか?」垣根「ああ」店員「ではこちらへどうぞ」垣根(話を聞く限りでは、一番背が高い奴が麦野、金髪の女がフレンダ、小さい奴が絹旗ボケーっとしてんのが滝壺か・・・・・・) ???「じゃあそろそろ行くわよ」 ???「了解な訳よ」 ???「はーい」 ???「分かった」垣根「コーヒー一つ」店員「分かりました、少々お待ちください」垣根(後は書庫を確認するだけか)垣根(食い終わったし、そろそろ行くかな)ピピピ下部組織1『アクセス成功しました』垣根「分かった、すぐ行く(ちょうどいいタイミングだな)」 五分程歩き第7学区とあるネットカフェ垣根「なんだこりゃ・・・・・・」目の前にあるのは破壊されたネットカフェ、大穴が空いた壁に何かをぶつけた痕、そして火薬の匂い垣根「ボロボロじゃねぇか」垣根(まだ犯人が中に居るかもしれねぇ、一応警戒しておくか・・・・・・)垣根「おい、誰か生きてるか?」垣根がそう言った瞬間、青白い閃光が目の前を横切ったそして瓦礫の奥から少女が出てきた垣根(こいつは・・・・・・麦野って言ったか?)麦野「確かお前ファミレスに居たな、見ちまったモンは仕方がねぇ、ここで[ピーーー]」垣根(やっぱり暗部だったか)麦野が青白い閃光を放つ瞬間、垣根は六枚の白い翼を展開させた垣根(粒子でも波形でもねぇ曖昧なままの電子か)麦野「んだぁ、そのメルヘンな翼は?」垣根「心配するな、自覚はある」 六枚の白い翼で麦野を攻撃しようとしたその時、横から声がした ???「むぎの、その人が未現物質だよ」麦野「へぇ、現場に標的が居なかったから変だと思ったら、ファミレスに行ってたとはねぇ」垣根(こいつ・・・・・・滝壺か?)麦野「何余所見してんだお前」そう言うと何十もの青白い閃光が垣根に襲い掛かる垣根「遅いな」素早く六枚の翼で閃光を打ち消す ???「相手が一人だとは超思わない方がいいですよ」背後から背の低い少女が殴り掛かろうとしていた垣根(背の低い女、こいつが絹旗か)閃光を打ち消した六枚の翼の内、一枚を絹旗の方へ向わせる垣根(圧縮した窒素か) その攻撃を受け止めたその時すぐ側で爆発が起こった垣根(何の変哲も無い只の爆発か) ???「さすがにこれだけの爆弾は防げないでしょ」垣根(煙で見えないがこいつはフレンダか?麦野「ちょっとフレンダ、こんなに煙出さないでよ」絹旗「標的が見えないじゃないですか」垣根(さすがにこれでは分が悪いな、そろそろ警備員も来るだろうし・・・・・・逃げるか)フレンダ「アポートだけでどうしろって訳よ?」麦野「だからってこんなに爆弾使う事ないでしょ」滝壺「標的が動いた」垣根(んなっ、姿消してるのに何で気付くんだよ!透視能力か?いやなら何で俺の能力が分かった?)麦野「どこ?」滝壺「そこ」そう指を指した場所には確かに垣根が居る場所だった 垣根(だから何で分かるんだっての)そんな事を考えながら移動する、すると先ほどまで居た場所に閃光が突き刺さった垣根(精度も抜群か・・・どうやって出し抜くか滝壺「え?」麦野「どうしたの滝壺?」滝壺を視認出来ない物質が拘束していた滝壺「動けない・・・」麦野「おい!未現物質、お前滝壺に何しやかった!」しかし既にその場所には垣根は居らず、既に一キロ離れたスクールの隠れ家に居た垣根(結局あいつは死んじまったしなぁ・・・どうするか)垣根の携帯電話に着信が入った垣根「はい、もしもし?」心理『仕事よ、今から三時間後に迎えに行くわ』垣根「はいはい、じゃあまた後で」ピ 第7学区スクールの隠れ家心理「久しぶりー、って言ってもまだ二日経ってないけどさ」垣根「俺からしたら随分と久しく感じるな」心理「あら?何かあったの?」垣根「どっかの暗部連中に襲われた」心理「ああ、確かネットカフェが襲われたって聞いたわね」垣根「その標的が俺だったんだよ」心理「ふーん、個人的に調べてみたんだけどね、あなたを襲ったのは【アイテム】だってさ」垣根「アイテム?」心理「ええ、メンバーは四人でレベル5が一人、レベル4が二人、レベル3が一人らしいわ」垣根「なかなかの高スペックなんだな、で名前は割れてるのか?」心理「ええ、レベル5は第四位の麦野沈利、能力名は原子崩し、その場に留まる性質を持つ曖昧なままの電子を強制的にあやつる能力レベル4の一人は滝壺理后、能力名は能力追跡、対象のAIM拡散力場を捕捉しどこまでも捕らえ続ける能力、ただし使用には体晶が必要不可欠、アイテムの核と言っても過言では無いわねもう一人のレベル4は絹旗最愛、能力名は窒素装甲、大気中の窒素を操る能力とあるけれど、範囲が狭く掌の先から数センチだそうよ、後は暗闇の五月計画の被験者だったらしいわレベル3はフレンダ、能力はアポート系、主に爆弾を使用するタイプでアポート系の能力を最大限に活用する私が調べられたのはここまで、さて時間も無いし、早く行きましょう」 移動中のキャンピングカー内垣根「で、今日の仕事相手は?」心理「アイテムの皆さんよ」垣根「・・・・・・はぁ?」心理「上があなたが襲われた事に怒っていてね、仕返し?らしいわ、バカな上司に付き合わされるこっちの身にもなってよ」垣根「まぁ、そうだな」垣根(しかし、何でこいつはこんなに情報を持っていやがる?俺が一日掛けても分からなかった事をあっさりと・・・・・・)心理「何ボーっとしてるのよ」垣根「ああ悪い悪い」心理「さって、別に殺さなくてもいいからね?むしろ殺さない方が楽だわ」垣根「あぁ分かってるっての、ああそうだ聞いておきたいんだが」心理「何よ?」垣根「お前、どこからそれだけの情報を仕入れてくるんだ?」心理「所謂雑貨稼業って奴よ、情報系の、それに私は連絡を受ける立場だから、そういうものも聞いているのよ垣根「そうかい、疑って悪かったな」 心理「疑われる筋合いなんて無いわよ、このお話は止めにしましょう」垣根「そうだな、そういえば最近あいつらを見ないんだが」心理「あいつら?」垣根「ゴーグル着けた野郎とスナイパー」心理「ああ、あの人達なら別の仕事をやってる筈だけど?」垣根「別の仕事?」心理「ええ、主に裏工作・・・といっても下部組織とは違った形でね」垣根「ほぉ、そりゃあ面白そうだな」心理「あなたの性格からしたら三日もせずに投げ出すんじゃないかしら?」垣根「どういう意味だコラ」心理「そのままの意味よ、あなたも私も派手な殺し合いの方が好きでしょう?」垣根「まぁそうだけどな」心理「そろそろ着くし、準備しちゃいましょう」垣根「分かった」 第7学区アイテムの隠れ家前心理(そろそろ十分な時期かしらね・・・)垣根「おい、着いたぞ、早く来やがれ」心理「はいはい」第7学区アイテムの隠れ家内麦野「滝壺、今アイツがどこにいるか、分かるか?」滝壺「ちょっと待って、検索中」ブレンダ「それにしても、あれだけの量の爆弾使っても無傷って、どんだけ防御力あるのよ」絹旗「そうですね、私の窒素装甲を使っても超傷一つ付かなかったんですから」麦野「問題はあの翼だ、六枚あるから厄介だ、三人で攻め込んでも、六枚ありゃ全部防がれちまう」絹旗「そういえば何で拡散支援半導体を超使わなかったんですか?」麦野「あの時は持ってなかったのよ、次は絶対に仕留めてやる」そう言った時、隣から機械的な声が聞こえた滝壺「結論。未現物質は、この建物の中にいる」麦野「な・・・ッ!」 垣根「よぉ、久しぶりだな、と言ってもまだ半日経ってないか」六枚の白い翼を広げドアを突き破り垣根が現れた麦野「未現物質・・・今度こそぶっ殺してやる!」拡散支援半導体を自らの前に出し、それに向って原子崩しを発動させる、すると麦野の前面広範囲を原子崩しが破壊した麦野「流石にこれは避けらんねぇだろ・・・」土煙の中から、六枚の翼と共に声が聞こえた、垣根「甘いな、避けられないなら守ればいい、簡単な事だ」麦野「へッ、簡単にはやられませんってか!面白れぇ!絹旗!」絹旗「おりゃぁぁぁぁぁぁ!」その小柄な体を生かし、垣根の死角から窒素装甲で強化した拳を垣根に叩きつけた垣根「甘めぇよ、お前」しかしフレンダが使った爆弾が爆発する音で、その言葉は遮られたフレンダ「甘いのはお前の方って訳よ」垣根「いいや、間違い無く、お前らの方だ」 その瞬間、一枚の白い翼が麦野に襲い掛かった、その翼は麦野の右目を潰した麦野「うぁぁぁぁぁぁぁ!」 フレンダ「麦野!」絹旗「フレンダさん!滝壺さんと麦野を連れて早く外へ!」フレンダ「了解な訳よ!」心理「あら、そんな事させると思う?」フレンダ「あんたはッ!」心理「駄目よ、貴女は私を殺せないわ、貴女が窒素装甲を殺せないように」麦野「フレンダ、離せッ」フレンダ「駄目だって!そんなに血が出てるんだから、戦える訳無いでしょ!」麦野「離せって言ってんだよ!糞ったれが!」麦野が発動させた原子崩しがフレンダの下半身を吹き飛ばしたフレンダ「え・・・・・・?」心理「あら怖い、仲間を真っ二つにしちゃうなんて」 フレンダ「え・・・・・?え・・・?え?え?え?え?え?え?え?」麦野「未現物質!よくも私の目を潰してくれたな!絶対に殺してやる!」フレンダ「どういう事・・・?ねぇ、麦野・・・?どうして・・・?」麦野「お前が離さねぇのが悪いんだ」心理「あらあら、仲間を殺してそれだけ?血も涙もないのね」麦野「うるせぇ!まずはお前からだくそったれ」心理「だから、貴女では私を殺せないのよ?」麦野「んな訳ねぇだろうが、私の原子崩しに壊せない物は無ぇんだよ!」けれど能力を発動させようとしても、発動しない麦野「・・・なんで能力が発動しねぇんだ?」心理「だから言ったでしょう?貴女じゃ私を殺せない、貴女が彼を殺せないように」麦野「何の事だ!お前は何をした!」心理「私の能力は心理定規、人と人の心の距離を自由自在に操る事が出来るの、今は私の貴女の距離を彼と貴女の物にしているから、貴女は殺せないのよ」その瞬間、麦野の左腕が宙を舞った 麦野「は・・・・・・?」垣根「何こいつに危害加えようとしてやがんだ?この糞アマが」心理「あら、心配してくれるの?帝督、大丈夫だったのに」垣根「仲間でも殺すような奴に、お前の能力が通用しないと思ってな」心理「大丈夫よ、だって彼女には仲間よりも大切な物があるみたいだからね、それはそうと、他の人達は?」垣根「大丈夫だ、気絶してるだけだしな」心理「そう、一人死んじゃったけど・・・まぁ利用価値のなさそうな人だし、大丈夫かしら」垣根「んじゃそろそろ行くか」心理「そうね、依頼主さんが待ってるわ」麦野「何・・・無視してんだ?糞野郎共・・・」垣根「ほう、右目を潰されて、左腕を吹き飛ばされてもまだ意識があるなんてな」心理「どうせ攻撃出来ないんだし、早く行きましょうよ、飽きちゃったわ」垣根「そうだな・・・・・・それと一つ、いつもならぶっ殺してやる所なんだが、命令のせいで殺せないんだ、命拾いしたな雌豚」心理「またいつか、会えるといいわね、雌豚さん?」麦野「糞が!糞が糞が糞が糞が!糞がぁぁぁぁぁぁぁぁ!」 電話の男「まぁレベル3のアポートですからね、それも仲間割れなのなら仕方ないですよね、とにかくお仕事、お疲れ様でした」心理「どうも、あと一つ、いいかしら?」電話の男「はい、なんでしょう」心理「あなたも聞いているだろうから言うけど、まさか、【あの子】の人形なんて作ってないでしょうね?」電話の男「人形?何の」ブツ ???『・・・・・・どうだろうな、しかし【君】が干渉するような事では、無いと思うがね」心理「そうだけど、【時間】が来たときに彼が壊れてしまわないか心配でね」 ???『・・・・・・・情が移ったか?』心理「まさか、計画が失敗しない為に助言をしているだけよ」 ???『君が考える事は私が考えている事だ、君に助言されても意味は無いぞ』心理「あら、ごめんなさいね、それともう一つ」 ???『何かな?』心理「【あれ】は元気にしてる?」 ???『まぁまぁ、と言った所かな、中学一年生程度だと密室に五ヵ月は中々堪えるようだ』心理「それが普通なのよ、私が回りを見渡す限りは、・・・そろそろ怪しまれそうだから切るわよ?」 ???『そうだな、次からは専用回線にしてくれよ、一々【換える】のも面倒なんだ』 心理「ごめんなさいね、遅くなっちゃったわ」垣根「何か揉めていたみたいだが」心理「依頼主が我侭でね、揉めてたのよ」垣根「で、折れてもらえたのか?」心理「ええ、後、アイテムの事だけど」垣根「へぇ、もう連絡が来たのか」心理「死者一名、重傷者一名、残りはほぼ無傷だってさ」垣根「確か、腕一本に目を一つだっけか」心理「ええその筈よ、そういえば残り二人はどうしたの?」垣根「即効性の睡眠作用がある物質を撒いてきた」心理「でも私の方には来なかったわね」垣根「ドアにその物質を通さない物質を張ったんだよ」心理「便利な能力ねぇ、羨ましいわ」垣根「男からしたら、お前の能力の方が羨ましいぜ、距離を近くすれば、ヤリまくれるんだからな」 心理「でもねぇ、距離を近くしても危ない事はあるわよ?愛しさ故に殺したい、なんてのも居るんだから」垣根「んなやつ、滅多にいないだろ」心理「それが居るのよねぇ」垣根「どんな奴だよ」心理「たとえば、好きだったのに裏切られた!殺したい!なんていうのはたまにしか居ないけど」垣根「いないのかよ」心理「心が歪んでいそうな奴、暗部に居る人は大抵そうかもね、アイテムは仲が良かったみたいだけど」垣根「おー怖い怖い、それはそうと、次の仕事はいつだ?」心理「未定よ、オーダーが入ったら伝えるけど」垣根「そうか、んじゃあ俺は行く」心理「はいはい、お疲れ様ー」心理(確かに、あなたの言っている事は正しいのかも知れないわね・・・・・・)心理(人の心の距離は操れても、自分の距離は操れないなんてね・・・・・・) 垣根「へっくし!」垣根(誰かが噂でもしてやがんのか?にしても、寒くなって来やがったな・・・・・・今夜はあいつを誘って鍋でもするか)心理(帝督からメール?)ピピピ寒くなって来たし、予定が無いなら、今夜俺の家で鍋パーティでもするか?食材を少し、特に野菜買ってきてくれると助かる心理(全く、どうせ気付いていないんでしょうけど)ピピ心理(望んではいけない事なのに、なんで望んでしまうんでしょうね・・・・・・)心理(帝督・・・・・・)垣根(返信来たか)ピピピいいわね、今夜お邪魔させて貰うわ、言っておくけど、襲ったりはしないでよね垣根(誰がお前みたいなガキに欲情するかボケが)心理(ん、返信かな?)ピ誰がお前みたいなガキに欲情するかよ、そういう事はもっとメリハリがある体になってから言いやがれ心理(・・・・・・決めた、やってやろうじゃないの鈍感野郎!) 垣根「よく来たな、心理定規」心理「こんばんわー、そしてご馳走になりまーす」垣根「寒いし早く中入れよ」心理「そうさせてもらうわ、お邪魔します」垣根「さて、食べようぜ」心理「・・・・・・この鍋、お湯しか入ってないけど・・・」垣根「ああ、今から作るんだ」心理「へ?ってか何で電気消すの?」垣根「そりゃ闇鍋パーティだからな」心理「そんなこと・・・聞いてないんだけど」垣根「大丈夫だって!食っても死なないから」心理「・・・だから食材を持ってきてって言ってたのね・・・」心理(こんな事なら危ない物持ってくればよかった)かくして始まった闇鍋パーティ、垣根が言うには安全らしいが、大丈夫なのか? 心理「な訳無いわよね・・・そもそも帝督の家なんて知らないし」ピ垣根『はい、もしもし』心理「あのさ、私あなたの家知らないんだけど」垣根「ああ・・・そうだっけか、迎えに行くけど、今どこに居る?」心理「セブンスミストの近くよ」垣根「んじゃあ迎えに行くかな」心理「早くねー」垣根「はいはい」目の前にある建物、セブンスミスト、そこには何も変わらない日常を送る、学生達の姿があった心理(平和ねぇ・・・)友達と他愛の無い会話をして、友達と喧嘩をして、そんな変わらない日常心理(どうして、私はあの中に入れないのかしら)目の前を一組のカップルが横切った心理(次こそは・・・次こそは、普通の学生として生きて行きたいな・・・) 垣根「おい、大丈夫か?ボーっとして」心理「ヘ?あ、うん大丈夫、随分と早いのね」垣根「早く来いって言ったのは、お前だろうが」心理「そ、そうだったわね、そういえば、どうやって来たのよ」垣根「ん?能力で」心理「はぁ?」垣根「だから、未現物質で飛んで来たの」心理「そんな事したら騒ぎになるでしょ」垣根「大丈夫だ、俺達を見えなくする物質を作ればいい」心理「常識的に考えて無理でしょ・・・」垣根「俺の未現物質に、常識は通用しねぇ(キリッ」心理「・・・まぁいいわ、で私はどこに乗れば良い訳?」垣根「?俺が抱きかかえて」心理「は・・・?」 垣根「だから、俺が抱きかかえて」心理(俺が抱きかかえて俺が抱きかかえて俺が抱きかかえて俺が抱きかかえて俺が抱きかかえt(ry心理「じゃ、じゃあそれでいいわ、お願いね帝督」垣根「はい、お願いされました」 第十五学区のとある場所心理「第十五学区にこれだけ大きい家って・・・・・・」垣根「おいおい、俺は学園都市第二位の超能力者だぞ?」心理「それはそうだけど・・・」心理(レベル5って皆こうなの?)垣根「寒くなって来たし、早く入れよ」心理「あ、はーい、おじゃましまーす」垣根「いらっしゃいませ、お姫様」 心理「そういえば鍋って何にするの?」垣根「そうだそうだ、お前どんなの買ってきたよ?」心理「普通の鍋に使うような、白菜とか白滝とか、後は水菜にしめじ、それに豚肉」垣根「うーん、じゃあ、すき焼きにでもするか」心理「豚肉ですき焼き?」垣根「それも使うが、ちゃんとした牛肉もあるぞ」心理「へぇ、ちなみにどんな肉?」垣根「聞いて驚け!最高級の黒毛和牛(霜降り)だ!ちなみに500gあるぞ!」心理「500gも食べれないでしょ・・・」垣根「って、最高級の黒毛和牛(霜降り)には突っ込まないのかよ」心理「暗部のお給料と、実験協力でそれくらい食べられるわよ・・・」垣根「あー、それもそうですね・・・」心理「言っておくけど、私50gしか食べられないわよ?一人で450gも食べられる?」垣根「なら・・・そうだな・・・今日500g使う必要も無いし、今日は200gだけ使って残りは明日以降にでも、と言う訳でしばらく鍋が続くが、俺一人じゃ食いきれない、と言う訳で来るか? 心理「ええ、大丈夫よ、それにタダで良いお肉が食べられるなら、来ない理由が無いわ」垣根「そうか、そりゃ良かった、一人だと飽きてきそうだからな、助かったぜ」心理「こちらこそご馳走になります」垣根「んじゃあ作りますか」心理「そうしますか、それにしても、帝督が料理出来るっていう事に驚きだわ」垣根「・・・男でも自炊はするもんだぞ?」心理「男でも自炊出来るのは分かるけど、まさか帝督が料理出来るとは思わなかった、って意味よ」垣根「・・・・・・んじゃあ、次から仕事の時、毎回弁当作ってきてやる」心理「あら嬉しい」垣根「っと、無駄話は止めにして、さっさと作るぞ、腹減っちまった」心理「了解」心理(ふっふっふ、計画通り)ニヤリ垣根「何にやけてんだ?」心理「な、なんでも無いわよ!」 垣根「醤油と砂糖取ってくれ」心理「はいはい」垣根「もうちょいで出来るし、お前あっちでテレビ見てていいぞ」心理「じゃあお言葉に甘えて」数分後垣根「ん、良い感じじゃないか?」鍋の中には野菜や肉が、ほのかに甘い香りのする醤油ベースの汁に入っていた、しかし心理「・・・あのさ、帝督」垣根「ん?なんだよ」心理「肉、多すぎない?」鍋の中身全部を十とすると、野菜が三で肉が七と、とてもアンバランスだった垣根「そうか?俺はいつもこんな感じだから・・・」心理「太るわよ」垣根「いや・・・上手い具合に未現物質を使えば、太らないし・・・」 心理「何その女の子からしたら羨ましすぎる能力!ていうか常識的に考えて無理でしょ!」垣根「だから俺の未現物質に常識は通用しねぇ(キリッ」心理「キリッじゃないわよ、これは肉多すぎ、一回別のお皿において置きなさい」垣根「いや・・・だれも二人で食うとは言ってないんだけど」心理「え?」垣根「さっきな、ゴーグルの野郎とスナイパーと連絡が取れてな、来る事になった」心理「・・・・・・え?」垣根「だから四人分って事」心理(確かにこのお肉の量は250gじゃない・・・鍋も二人用にしては大きすぎる・・・)心理「このお肉、何g使ったの?」垣根「ん?450gだけど」心理「・・・・・・」垣根「というわけで、肉も無くなっちゃったんで、明日以降の鍋パーティは、無しって事で・・・」心理(何よそれ・・・・・・) 垣垣根「ああ、でも弁当は作って行ってやるから安心しろ(そんなに肉食べられねぇのが悲しいのか?)」心理「うん・・・ありがとう、帝督・・・」ショボーン垣根「あ、あさぁ、心理定規・・・?」心理「何よ・・・」垣根「時間が出来たら、今度は二人でどっか食いにでも行くか?」心理「行く!」パァ垣根「まぁ・・・いつになるかは分からねぇけどな」心理「うん」垣根(何はともあれ、元気?になって良かったぜ・・・)ピンポーン垣根「ん、来たか、心理定規悪いが出てくれないか、俺は準備しておくから」心理「了解ー」心理「はい、いらっしゃーい」ゴーグル「あれ?なんで心理定規がここに?」心理「私も鍋パーティに参加するの、悪い?」スナイパー「いや、悪くはないっすけど」心理「じゃあ早く入りなさい」ゴーグル&スナイパー「「おじゃまします」」 ゴーグル(何か・・・若奥様な感じが・・・)心理「何か?ゴーグル君?」ゴーグル「何でも無いです、申し訳ありませんでした、心理定規様」心理「ならいいのよ」スナイパー(これは・・・高飛車なお嬢様?)心理「何か?スナイパーさん?」スナイパー「何でもありません!申し訳ありません、心理定規様!」垣根(なんだ?あの女王様)心理「帝督、準備出来た?」垣根「お前が仕切るなよ、出来てるけどさ」ゴーグル&スナイパー「「何すか・・・この肉、そしてこの量は・・・?」」垣根「最高級の黒毛和牛(霜降り)450gだ!」ゴーグル&スナイパー「「なん・・・だとッ・・・?そんな高級な肉・・・食べさせて貰っていいんですか!?」」垣根「これだッ!俺が欲しかった反応はこれだッ!ありがとうお前ら!思う存分食べて行ってくれッ!」ゴーグル&スナイパー「「はいッ」」心理(私には分からないわ・・・) ゴーグル&スナイパー「「うまー!」」ヒョイヒィ垣根「どうした?お前も取れよ」ヒョイヒョイ心理「う、うん・・・」ヒョイ垣根「どうだ?旨いか?」心理「うん・・・美味しいわ」垣根「そりゃ良かった」 ~数分後~ゴーグル&スナイパー「「御馳走様でした!」」心理「うわぁ・・・ものの五分で450gの肉が消え去ったわ・・・」垣根「まぁ男なんざこんなモンだ」心理「じゃ、じゃあ私、洗ってくるわ・・・」垣根「いや、大丈夫だ、皿洗い機あるからそこにおいて置いてくれ」心理「分かったわ」垣根「んじゃあ、お開きにしますかね」 ~ゴーグルとスナイパーは先に帰りました?~心理「ご馳走様でした、今日は有難うね、帝督」垣根「なんてこた無ぇよ、また来いよ」心理「ええ、そうさせて貰うわ」垣根「家まで送っていくけど、どうする?」心理「じゃあ、ボディーガードお願いね」垣根「お願いされました、と」 ~@近くの茂みの中~ゴーグル「なんか良い感じじゃないですか?」スナイパ「そうっすね」ゴーグル「と、言う訳で尾行したいと思いまーす」スナイパ「・・・死にたいんすか?」ゴーグル「いやいや、ちゃんと対策はするぞ」スナイパ「・・・俺は帰ります・・・」ゴーグル「じゃあ次の仕事の時に・・・ってもう居ないし」 第七学区窓の無いビル周辺垣根「なんなんだろうな、この建物」心理「さぁ?何か名物みたいな物を作ろうとして、失敗した落ちじゃないかしら」垣根「ま、そうかもな」心理(・・・もう、来れなければいいのにね・・・・・・)垣根「おい、何ボーっとしてんだって」心理「うん、ごめんなさいね、この辺りでいいわよ」垣根「そうか?じゃあ次の仕事の時にでも」心理「ええ、じゃあね」垣根「ああ、そうだ心理定規」心理「え?何かしら?」垣根「何かあったんなら、俺に相談でもしろよ、一人で抱え込んでたらいつか壊れちまう」心理「ええ、何かあったら、相談させてもらうわ」垣根「じゃあな」心理(1人でか抱え込んでたらいつか壊れちまう・・・か、ならどうして貴方は相談してくれないの?) ~第七学区@ビルの陰~ゴーグル「おーおー、中々お似合いじゃないか、あの二人」垣根「へぇ、そりゃ嬉しいな」ゴーグル「全く、リア充爆発・・・し・・・ろ・・・・・・?」垣根「何お前尾行してんの?バカなの?死ぬの?」ゴーグル「え?い、いや・・・あの」垣根「プライベートに踏み込むのは、止めた方がいいぜ?」ゴーグル「あ、あの・・・お願い翼・・・出さないで、未現物質で拘束しないで!」垣根「一回吹っ飛べこのやろう!」ゴーグル「くぁwせdrftgyふじこlp;@:」アッー垣根「ったく」垣根(1人でか抱え込んでたらいつか壊れちまう・・・まんま昔の俺じゃねぇか、くっそったれが)
https://w.atwiki.jp/magamorg/pages/4572.html
因果提督アリストートルⅠ世 闇 レア (7) 4000 ダークロード/ナイト/オリジン ■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中から《因果》と名の付くカード1枚につき以下の効果を使い、そのカードを墓地に置く。その後、残りを好きな順序で山札の一番下に戻す。 ・自分のクリーチャーを1体破壊する。その後、相手は自身のクリーチャーを1体破壊する。その相手が破壊したカードがナイトであれば自分はカードを1枚引く。 ■相手のターン中に、このクリーチャーが自分の手札から捨てられる時、墓地に置くかわりにバトルゾーンに出してもよい。 ■このクリーチャーは墓地に置かれる時、代わりに山札の下に置く。 F 忌々しい天雷の者共よ、今こそこのアリストートルが征伐してくれようぞ! 積年の恨み、今こそ晴らす時なり! 作 楼砂 何故か天雷財閥に恨みを持っている提督。 効果で準ヘヴィ、ともいうべき能力を。 評価